台上処理でラケットをぶつけ、大切なブレードが欠けてしまった経験はありませんか?数万円する高級ラケットや愛着のある1本が傷つくと、精神的なショックも大きくプレーに集中できなくなりますよね。そんな悩みを解決するのが、バタフライのエッジ・プロテクター2です。独自の起毛タイプ素材が衝撃を吸収し、6mmから12mmまでの4サイズ展開であらゆる用具にフィットします。この記事では実際の使用感やサイズ選び、綺麗な貼り方まで徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. バタフライ「エッジ・プロテクター2」とは?基本スペックと製品概要
卓球という競技において、ラケットの側面(エッジ)を保護するサイドテープは、単なるアクセサリーではなく用具の寿命を左右する重要なギアです。世界的な卓球メーカーであるバタフライ(株式会社タマス)が展開する数あるサイドテープの中でも、長年にわたり多くのプレイヤーから絶大な支持を集めている定番モデルがエッジ・プロテクター2です。まずは、この製品の基本的なスペックと全体像から詳しく見ていきましょう。
1-1. エッジ・プロテクター2の基本情報と価格・サイズ展開
エッジ・プロテクター2は、2023年3月1日に発売されたバタフライの王道サイドテープです。日本国内の工場で丁寧に製造されている日本製のアイテムであり、品質の安定感とコストパフォーマンスの高さが際立っています。製品の基本スペックは以下の通りです。
- 商品名:エッジ・プロテクター2(Edge Protector II)
- メーカー:バタフライ(Butterfly)
- 品番:77030
- メーカー希望小売価格:308円(税込)
- カラー展開:ブラック(278)
- 素材・仕様:起毛タイプ
- 長さ:48cm(ラケット1本分)
- 幅(サイズ展開):6mm、8mm、10mm、12mmの4種類
- 原産国:日本
特筆すべきは、税込308円という非常に手頃な価格設定です。近年の卓球用具は高性能化に伴って価格が高騰しており、ハイエンドな特殊素材ラケットであれば2万円から4万円前後、トップ選手仕様のラバーであれば1枚1万円近くすることも珍しくありません。わずか300円程度の投資で、それら高価なラケットとラバーを不意の衝突や破損から守れるため、あらゆる層のプレイヤーにとって導入しやすい価格となっています。
また、テープの長さが48cmに設定されている点も実用的です。一般的なシェークハンドやペンホルダーのブレード外周は、グリップ部分を除くとおよそ38cmから42cm程度です。48cmあれば、少し大きめのカットマン用ラケットであっても長さが足りなくなる心配がなく、貼り損じた際の微調整や余白のカットにも十分な余裕があります。
1-2. 最大の特徴である「起毛タイプ」の素材感と構造
サイドテープには大きく分けて、表面がツルツルとしたビニール・ポリウレタン系のタイプと、布やフェルトのような質感を持つタイプの2種類が存在します。エッジ・プロテクター2は後者にあたる起毛タイプを採用しているのが最大の特徴です。
パッケージから取り出して指先で触れてみると、まるで上質なスエードやベロア生地のような、しっとりとした柔らかい手触りを感じることができます。表面の微細な繊維が緻密に起毛しており、テープ自体にわずかな厚みとふっくらとした弾力性があります。
この構造がもたらす最大の恩恵は、物理的な衝撃吸収力の高さです。薄いフィルム状のサイドテープは擦り傷を防ぐことには向いていますが、角に強くぶつけた際の衝撃はそのままラケットの木材へと伝わってしまいます。一方、起毛タイプである本製品は、表面の繊維層と基材のクッション層が二重の緩衝材として機能するため、卓球台の角にラケットを強く当ててしまった際にも衝撃エネルギーを効果的に分散・吸収してくれます。
1-3. 前作「エッジ・プロテクター」からの変更点と進化のポイント
製品名に「2」と冠されている通り、本製品は長年親しまれてきた初代「エッジ・プロテクター」の後継モデルとして登場しました。基本的なコンセプトである「黒地に白のバタフライロゴ」「起毛タイプの高い保護性能」はしっかりと継承しつつ、現代の卓球用具に合わせて細やかなアップデートが施されています。
具体的には、表面の起毛処理がより均一で毛羽立ちにくい質感へとブラッシュアップされ、新品時のシャープな見た目が長持ちするよう調整されています。また、プリントされているバタフライのブランドロゴと羽マークの視認性・定着度も高く、ラケットの側面を一周させた際にどの角度から見ても美しくロゴが配置されるデザインになっています。従来の愛用者が違和感なく移行できるだけでなく、初めて使うプレイヤーにとっても扱いやすい完成度に仕上がっています。
2. エッジ・プロテクター2を実際に使ってわかった5つのメリット・性能レビュー
スペック上の特徴を把握したところで、ここからは実際にラケットへエッジ・プロテクター2を貼り付け、練習や試合で使用して感じた具体的な5つのメリットを掘り下げて解説します。
2-1. 抜群のクッション性でラケットのブレードとラバーを強力に保護
実際に使用して最も頼もしく感じるのは、やはり圧倒的なクッション性と保護性能です。現代卓球では、サーブからの3球目攻撃やレシーブでのチキータ、台から出るか出ないかの際どいボールに対するストップやツッツキなど、卓球台のすぐ近くでラケットを鋭く振る技術が不可欠です。
こうした台上技術を思い切って行う際、どうしてもラケットの先端や側面を卓球台にぶつけてしまうリスクが伴います。サイドテープを貼っていない状態、あるいは極薄のビニールテープしか貼っていない状態で台に強打すると、ラケットの添え木や上板が割れたり、ラバーのスポンジがえぐれて欠けたりしてしまいます。
しかし、エッジ・プロテクター2を装着していれば、台に「ゴン」と当たった瞬間でも、起毛素材が衝撃を柔らかく受け止めてくれます。練習後にテープを確認しても、テープ表面がわずかに擦れるだけで、内部のラケットブレードや高価なラバーのスポンジは無傷のまま保たれます。「ぶつけてもラケットが壊れない」という安心感があることで、台上の厳しいコースへも恐れずにラケットを振り抜けるようになるのは、プレー面における大きなメリットです。
2-2. 高級感のあるブラック基調のシンプルでスタイリッシュなデザイン
2つ目のメリットは、どんなラケットにもマッチする高級感のある外観です。卓球のサイドテープには派手な蛍光色やカラフルな模様が入ったものも多く存在しますが、ラケットのグリップカラーやラバーのスポンジ色(赤、オレンジ、ピンク、紫など)とぶつかってしまい、全体としてちぐはぐな印象になることがあります。
その点、エッジ・プロテクター2は深みのあるマットなブラックを基調とし、清潔感のあるホワイトで「BUTTERFLY」のロゴが配置された極めてシンプルかつ王道のデザインを採用しています。起毛素材特有の光沢を抑えた黒色は、プラスチックやビニールの黒とは一線を画す重厚感があり、ラケットの輪郭をキリッと引き締めて見せてくれます。
バタフライの『ビスカリア』や『インナーフォース レイヤー ALC』、『張本智和 インナーフォース ALC』といった名作ラケットはもちろんのこと、他メーカーのラケットに合わせても違和感がなく、まるでプロ選手の用具のようなシブく洗練された佇まいを演出できます。
2-3. 適度な柔軟性と伸縮性があり初心者でもシワなく貼りやすい
サイドテープを貼る作業が苦手な方にとって嬉しいのが、このテープの貼りやすさです。ラケットのブレードは直線ではなく楕円形のカーブを描いており、さらにラケットの板とラバーのスポンジの間には微妙な段差が存在します。硬い素材のサイドテープを貼ろうとすると、カーブの部分でテープが突っ張ってしまい、縁に不格好なシワが寄ったり、隙間ができて浮き上がったりしがちです。
エッジ・プロテクター2は起毛布素材をベースにしているため、テープ自体に適度な柔軟性としなやかさがあります。ラケットの曲線に沿って指で優しく押さえていくだけで、ブレードの角やスポンジの断面といった微細な凹凸にピタッと追従してくれます。
特に10mmや12mmといった幅広サイズを貼る際、ラバーのスポンジ部分にテープの端がかかることになりますが、布地が柔らかく馴染むため、角が浮き上がることなく綺麗に巻き込むことができます。手先の器用さに自信がない初心者や中学生・高校生の部活プレイヤーでも、最初からプロが貼ったような美しい仕上がりを実現できます。
2-4. 粘着力のバランスが絶妙で剥がれにくく糊残りしにくい
サイドテープの品質を測る上で見落とせないのが、粘着剤(糊)の性能です。粘着力が弱すぎれば練習中に端からペロリと剥がれてしまい、逆に粘着力が強すぎれば、剥がす際にラケットの木材(上板や添え木)まで一緒にバリッと剥がしてしまう危険性があります。
エッジ・プロテクター2は、この粘着力のバランスが絶妙に設計されています。一度しっかりと圧着すれば、ラケットケースへの出し入れで擦れたり、夏場の体育館で湿気や汗にさらされたりしても、端から自然にめくれてくることはほとんどありません。
それでいて、ラバーの張り替え時にテープを剥がす際には、ゆっくりと引っ張ればブレードの木材を傷めることなくスムーズに剥がすことができます。剥がした後のブレード側面にベタベタとした糊残りが少ないのも優秀なポイントで、メンテナンスの手間を大幅に減らしてくれます。
2-5. 4種類の幅(6mm・8mm・10mm・12mm)から最適なサイズを選べる
多くのサイドテープが「10mmと12mmの2サイズ展開」あるいは「10mmのみ」である中、エッジ・プロテクター2は6mm・8mm・10mm・12mmという4段階のサイズラインナップを揃えています。
卓球の用具セッティングは千差万別です。板厚5.0mm前後の薄いカット用ラケットに極薄ラバーを貼る選手もいれば、板厚6.5mmを超える7枚合板に両面トクアツ(特厚)の裏ソフトラバーを貼る選手、さらには片面だけラバーを貼る日本式ペンホルダーの選手もいます。2mm刻みで4つの幅が用意されていることにより、自分の用具の厚みや保護したい範囲に合わせて、ミリ単位で理想のフィッティングを追求することが可能です。
3. 購入前に知っておきたいエッジ・プロテクター2のデメリットと注意点
どれほど優れた製品であっても、素材の特性上避けられない弱点や注意点は存在します。購入後に「思っていたのと違った」と後悔しないよう、エッジ・プロテクター2のデメリットについても包み隠さず解説します。
3-1. 起毛素材のため長期間使用すると毛羽立ちや擦れが目立ちやすい
最大のメリットである起毛タイプという素材感は、裏を返せば「摩擦によって表面が毛羽立ちやすい」という性質を持っています。ツルツルしたポリウレタン製のテープであれば、ラケットケースの布地と擦れても表面の質感は変わりませんが、起毛タイプは長期間使い込むうちに、よく擦れるラケット先端部分などの毛足が少しずつ乱れてきます。
また、卓球台に強くぶつけた箇所は、起毛が削れて白っぽく跡が残ることがあります。ただし、これはテープが身を挺してラケットとラバーへのダメージを吸収してくれた証拠でもあります。見た目の美しさと保護性能を高水準で維持するためには、何年も貼りっぱなしにするのではなく、ラバーを張り替えるタイミング(1ヶ月〜3ヶ月に1回程度)に合わせてサイドテープも新品に交換するのがおすすめです。1本308円という低価格だからこそ、消耗品として気軽にリフレッシュできます。
3-2. 水分や汗、ホコリを吸着しやすい性質がある
表面が微細な繊維で覆われているため、ビニール系のテープと比較すると水分や汚れを吸い込みやすいという注意点があります。たとえば、試合の合間に卓球台に落ちた汗の雫の上にうっかりラケットの側面を置いてしまったり、汗ばんだ手でテープ部分を頻繁に触ったりすると、その部分に水分が染み込んでしまいます。
また、練習場の床に落ちたホコリや、ラバークリーナーの泡がサイドテープに付着すると、起毛の隙間に汚れが残りやすくなります。これを防ぐための対策は以下の通りです。
- ラバーをクリーナーで拭く際は、サイドテープに液体がつかないよう注意する
- 練習中に卓球台の上にラケットを置く時は、水滴や汗がないか確認する
- 細かいホコリがついた場合は、乾いた柔らかいブラシやガムテープ等で軽く取り除く
こうしたちょっとした気配りをするだけで、黒色の美しい質感を長く保つことができます。
3-3. ラケット先端の重量バランスや打球感にわずかな変化が生じる
エッジ・プロテクター2は厚みと密度のある起毛テープであるため、ラケット1周分を貼るとおおよそ1gから2g前後の重量増加が生じます。数字だけ見ればほんのわずかな差に思えますが、この重量が「ラケットの最も外側(先端を含む外周)」に加わるため、実際に振ってみると数値以上にラケットの重心が先端寄り(トップヘビー)になった感覚を覚えることがあります。
さらに、ラケットの側面を肉厚なテープで覆うことで、打球時に発生するブレードの微細な振動が吸収されます。その結果、サイドテープを貼っていない状態と比べると、打球音が少し落ち着き、打球感がマイルドで重厚なものへと変化します。
「ラケットの軽快な振り抜きを1g単位で追求したい」「木材の乾いた高い打球音や手に響く振動をダイレクトに感じたい」という繊細な感覚を持つプレイヤーにとっては、12mmなどの太い幅を貼ると少し重たく感じたり、打球感がこもるように感じたりする可能性があります。そのような場合は、あえて細い6mmや8mmを選んでブレードの板部分のみに貼ることで、打球感や重量への影響を最小限に抑えることができます。
4. 失敗しない!エッジ・プロテクター2の幅(サイズ)の選び方ガイド
エッジ・プロテクター2を購入する際、最も多くのプレイヤーが悩むのが「6mm、8mm、10mm、12mmのどの幅を選べばいいのか?」という点です。ここでは、お使いのラケットとラバーの組み合わせに応じた最適なサイズの選び方を具体的に解説します。
4-1. ラケットの板厚とラバーの厚みの合計から計算する基本ルール
サイドテープの幅を選ぶ際は、まず自分の用具の「総厚(ラケットの板厚+両面のラバーの厚み)」を把握することが基本となります。
一般的なシェークハンドラケットの板厚は、5枚合板や特殊素材ラケットでおよそ5.5mmから6.0mm前後、厚めの7枚合板などで6.2mmから6.8mm前後です。そこに貼り付ける裏ソフトラバーの厚みは、「トクアツ(特厚)」や「アツ(厚)」の場合、スポンジとトップシートを合わせて片面あたり約3.8mmから4.0mmになります。
つまり、両面にトクアツの裏ソフトラバーを貼ったラケットの総厚は、おおよそ13mmから14.5mmに達します。この数値に対して、以下の2つの考え方のどちらかを選ぶことで最適な幅が決まります。
- ブレード(木材部分)だけをピンポイントで保護したい場合:ラケットの板厚に近いサイズ(6mmまたは8mm)を選ぶ
- ブレードだけでなくラバーのスポンジ部分までカバーしたい場合:総厚に近い太めのサイズ(10mmまたは12mm)を選ぶ
それぞれのサイズの特徴と適したセッティングを順番に見ていきましょう。
4-2. 6mm・8mm幅が適しているラケットとラバーの組み合わせ
細身の6mmおよび8mmは、ラケットの木材部分(木口)の保護に特化したサイズ、あるいは全体の厚みが薄い特殊なセッティングに適したサイズです。
【6mm幅がおすすめのケース】
- ラケットのブレード側面(板厚5.5mm〜6.0mm程度)だけを覆い、ラバーのスポンジには一切テープを触れさせたくないプレイヤー
- 片面にしかラバーを貼らない日本式ペンホルダーのプレイヤー
- スポンジのない一枚ラバー(OX)や、極薄・薄の粒高ラバー・アンチラバーを使用している異質型やカットマン
- サイドテープによる重量増加や打球感の変化を極限までゼロに近づけたいプレイヤー
【8mm幅がおすすめのケース】
- 板厚6.5mm前後のやや厚めなラケットのブレード部分と、ラバーとの接着面(境目)だけをスマートに保護したいプレイヤー
- 両面に「中」や「アツ」など少し薄めのラバーを貼っている方、または片面が表ソフト・粒高ラバーで総厚が11mm〜12mm程度に収まっている方
- ラバーを頻繁に張り替えるため、サイドテープを剥がさずにラバーだけを交換できるようにしたい方(6mmや8mmでブレードのみに貼っておけば、サイドテープを貼ったままラバーの着脱が可能です)
4-3. 10mm・12mm幅が適しているラケットとラバーの組み合わせ
太めの10mmおよび12mmは、ブレードの木材だけでなく、ラケットとラバーの接着面、さらにはラバーのスポンジ断面までしっかりと包み込んで保護するための王道サイズです。
【10mm幅がおすすめのケース(一番人気の標準サイズ)】
- 板厚5.5mm〜6.0mm程度の一般的な5枚合板・特殊素材ラケットに、両面「アツ」または「トクアツ」の裏ソフトラバーを貼っているプレイヤー
- どのサイズを買うべきか迷っているすべてのシェークハンド・中国式ペンホルダーのプレイヤー
- ラバーのスポンジの下半分(約2mmずつ)をテープで押さえることで、台にぶつけた際にラバーが端から剥がれるのを防ぎたい方
10mmはバタフライの公式製品写真にも採用されている最もスタンダードな幅です。ラバーのトップシート(表面のゴム部分)までは覆わず、スポンジの中腹あたりまでを綺麗にカバーするため、見た目も非常にスマートに収まります。
【12mm幅がおすすめのケース】
- 板厚6.0mm以上の厚ラケット(7枚合板やアウター特殊素材など)に、両面「トクアツ」ラバーを貼っているプレイヤー
- 『ディグニクス』シリーズや『テナジー』シリーズなど、高価なラバーのスポンジが台に当たって欠けるのを徹底的に防ぎたいプレイヤー
- 台上でのツッツキやストップでラケットを台にぶつける頻度が特に高いプレイヤー
12mmを選ぶと、標準的なラケット+両面トクアツの組み合わせにおいて、スポンジの大部分を深く覆うことができます。クッション面積が最大化されるため、保護性能を最優先したい方には12mmが最も頼もしい選択肢となります。
4-4. 打球感やスイングバランスの好みで幅を使い分けるプロの視点
サイズ選びには「保護範囲」だけでなく、上級者が実践している「用具のチューニング」という側面もあります。
実は、サイドテープがラバーのスポンジ側面を覆うと、打球時にスポンジが横方向へ膨張・変形する動きがわずかに抑えられます。そのため、ラバー本来の食い込みや弾みを100%解放したいと考える選手は、たとえ両面トクアツを貼っていても、あえて6mmや8mmを選んでブレードの木口のみに貼ることがあります。
逆に、「今のラケットだと少し軽すぎて相手の強打に押される」「ドライブの威力をもう一段階上げたい」と感じている選手は、あえて幅広の12mmを貼ることでラケット先端に約2gの重みをプラスし、遠心力を効かせた威力あるボールを打てるようにバランスを調整しています。308円という手頃な価格ですので、10mmと12mm、あるいは8mmと10mmを両方試してみて、自分の感覚に最もマッチする幅を見つけるのも卓球の醍醐味のひとつです。
5. バタフライの他モデル(サイドテープ)との性能・特徴の徹底比較
バタフライからは、エッジ・プロテクター2以外にも複数のサイドテープが発売されています。ショップの売り場で「他のモデルと何が違うのだろう?」と迷う方のために、代表的なバタフライ製サイドテープとの違いを整理して比較します。
5-1. 「RB・プロテクター3」や「NL・プロテクター」との違い
まずは、同じく300円前後の価格帯で展開されている定番モデルとの比較です。
【RB・プロテクター3との違い】
- RB・プロテクター3も起毛タイプを採用した人気モデルですが、最大の違いは「ロゴとカラーのデザイン」および「テープの長さ」にあります。
- エッジ・プロテクター2が黒地に白文字のシンプルな単色デザインで長さ48cmであるのに対し、RB・プロテクター3はバタフライの象徴的なカラーであるロゼ(ピンク系)やレッドなどのアクセントが入ったデザインで、長さが46cmとなっています。
- クッション性や起毛の質感は極めて近いため、シックで落ち着いた黒×白が好みならエッジ・プロテクター2、華やかなアクセントカラーを入れたいならRB・プロテクター3を選ぶと良いでしょう。
【WB・プロテクターやNL・プロテクターとの違い】
- WB・プロテクターはホワイトをベースにした爽やかなカラーリングが特徴のモデルですが、サイズ展開が10mmと12mmの2種類に限られています。
- 6mmや8mmといった細幅サイズを求めている場合や、汚れが目立ちにくい黒色を好む場合は、エッジ・プロテクター2に軍配が上がります。
5-2. 「ストロング・プロテクター2」や「HT・プロテクター」との違い
次に、素材そのものが異なる高機能・高耐久モデルとの違いを見てみましょう。
【ストロング・プロテクター2・HT・プロテクターとの違い】
- ストロング・プロテクター2やHT・プロテクターは、起毛素材ではなくウレタン素材(ポリウレタン系)を採用した非起毛タイプのサイドテープです。
- 表面がツルツルまたはマットな樹脂コーティング状になっているため、汗や水分を吸わず、摩擦による毛羽立ちが起きないという高い耐摩耗性を持っています。
- その一方で、価格が500円〜600円前後とやや高めであること、そしてテープ自体にハリと硬さがあるため、曲面に貼る際のしなやかさや「ふんわりと衝撃を包み込むクッション感」においては、起毛タイプであるエッジ・プロテクター2の方が扱いやすく優れています。
5-3. 結局どれを選ぶべき?タイプ別のおすすめ診断
バタフライのサイドテープ選びで迷ったら、以下の基準で選ぶと間違いありません。
- エッジ・プロテクター2がおすすめな人
- クッション性が高く、台にぶつけた時の衝撃をしっかり和らげたい人
- 高級感のある黒×白のシンプルなデザインで用具をカッコよく引き締めたい人
- 6mm・8mm・10mm・12mmの豊富な幅から自分の用具にぴったりのサイズを選びたい人
- 曲面にシワなく綺麗に貼れる柔軟性を重視する人
- 税込308円の高いコストパフォーマンスを求める人
- ウレタン系モデル(ストロング・プロテクター2など)がおすすめな人
- 起毛の毛羽立ちや水分の染み込みがどうしても気になる人
- 半年以上サイドテープを交換せずに使い続けたい人
総合的に見ると、保護力・貼りやすさ・デザイン・価格・サイズ展開のすべてのバランスが最も高次元でまとまっているのがエッジ・プロテクター2であり、迷ったらまず最初に選ぶべき「基準点」となるアイテムです。
6. エッジ・プロテクター2の性能を100%引き出す正しい貼り方と長持ちさせるコツ
せっかく優れたエッジ・プロテクター2を購入しても、貼り方を間違えてしまうと練習中にすぐ剥がれてしまったり、見た目が悪くなったりしてしまいます。ここでは、誰でもショップ店員のように美しく貼ることができ、かつ長持ちさせるための実践的な手順とコツを解説します。
6-1. 貼る前の下準備と貼り始めのベストポジション
サイドテープを貼る前に、必ず行ってほしいのが貼る面の清掃です。新品のラバーをハサミやカッターで切った直後は、ブレードの側面やスポンジの断面に細かなラバーの削りカスや木の粉、あるいは指の皮脂が付着しています。これらが残ったままテープを貼ると、粘着力が大幅に低下してしまいます。
乾いたティッシュや清潔な布で、ラケットの側面を一周ぐるっと乾拭きし、ゴミや油分を完全に取り除いてから作業に入りましょう。
次に、貼り始めの位置を決めます。基本となるのは、ラケットのグリップの付け根(エラの部分)の片側からです。この時、プロの選手も実践している小さな工夫があります。それは「フォア面とバック面を瞬時に見分けられるように貼る」というテクニックです。
たとえば、ラケットのフォア面を自分に向けた状態で、右側のエラから時計回りに貼り始める、といった自分なりのルールを決めておきます。すると、テープの端にあるメーカー品番表記やロゴの向きを見るだけで、暗い場所や試合中の緊張した場面でも、どちらがフォア面かを一目で判別できるようになります。
6-2. 引っ張りすぎは厳禁!剥がれを防ぐ貼り方の手順
サイドテープを貼る際に最もやってしまいがちな失敗が、「シワを伸ばそうとしてテープを強く引っ張りながら貼ってしまうこと」です。
エッジ・プロテクター2は柔軟な起毛素材であるため、強く引っ張るとわずかに伸びます。伸ばした状態でラケットの側面に貼り付けると、貼った直後はピンと張って綺麗に見えますが、時間が経つにつれてテープが元の長さに戻ろうとする収縮力が働きます。その結果、数日後にグリップの付け根(両端)からズルズルと剥がれてきてしまうのです。
剥がれを防ぎ、美しく貼るための手順は以下の通りです。
- 剥離紙は一気に剥がさず、10cmずつ剥がす:最初から裏の白い剥離紙をすべて剥がすと、手にまとわりついて貼りづらくなります。まずは先端の10cmほどだけを剥がしてスタートします。
- テンション(張力)をかけずに「置く」イメージで貼る:テープを引っ張るのではなく、ラケットの側面の中心とテープの中心を合わせながら、ふわっと乗せるようにして進めていきます。
- 中央から外側へ向かって指の腹で圧着する:まずテープの真ん中(ブレードの木口部分)を親指の腹で押さえ、そのあと上下の端(スポンジにかかる部分)を指でつまむようにして馴染ませます。
- 貼り終えたら全体をもう一度しっかり握り込む:一周貼り終えたら、ラケットのエッジ全体を両手でギュッギュッと包み込むように押さえ、粘着剤を定着させます。
特に貼り始めの最初の3cmと、貼り終わりの最後の3cmは、絶対に引っ張らずにそのままの状態でピタッと圧着することが、長期間剥がれない最大の秘訣です。
6-3. 余った部分のカット方法と交換時期の目安
エッジ・プロテクター2は長さが48cmあるため、通常のラケットに一周貼ると最後に5cmから8cmほどテープが余ります。
この余った部分を切る際は、ラケットのエラ(グリップの付け根)のラインに合わせて、よく切れるハサミでスパッとカットしましょう。カッターナイフを使用する場合は、ラケットの木材やラバーに刃が食い込んで傷をつけないよう、必ずラケットから少し浮かせて切るか、あらかじめ印をつけて少し剥がしてからハサミで切るのが安全です。
また、稀に「余ったテープがもったいないから、貼り始めの部分の上に二重に重ねて貼る」という方がいますが、起毛素材の上に粘着面を重ねても剥がれやすくなるため、重ならないようにジャストの長さでカットすることをおすすめします。
交換時期の目安としては、以下のタイミングを意識すると常にベストな状態を保てます。
- ラバーを張り替えるタイミング(1ヶ月〜3ヶ月に1回)
- 台上技術などで強くぶつけ、テープの一部が破れてブレードが見えてしまった時
- 端から剥がれてきて粘着力がなくなった時
ラバーを張り替える際、一度剥がしたサイドテープを再利用しようとすると粘着力が落ちており、練習中に剥がれてプレーの妨げになります。ラバーを購入する際には、一緒にエッジ・プロテクター2も1〜2個まとめ買いしてラケットケースに常備しておくと非常に便利です。
7. まとめ:エッジ・プロテクター2は大切なラケットを守る最強のパートナー
ここまで、バタフライの定番サイドテープであるエッジ・プロテクター2について、基本スペックから実際の使用感、メリット・デメリット、サイズの選び方、そして正しい貼り方に至るまで徹底的に解説してきました。
7-1. エッジ・プロテクター2の総評とおすすめなプレイヤー像
最後に、本記事の重要なポイントを振り返っておきましょう。
- 独自の起毛タイプ素材が、卓球台との接触による強い衝撃から高価なラケットとラバーを確実に守る
- 深みのあるブラックにホワイトのバタフライロゴが映えるデザインで、どんな用具にも高級感を与える
- 6mm・8mm・10mm・12mmの4つの幅から、用具の厚みや打球感の好みに合わせて最適なサイズを選べる
- 柔軟性が高く曲面に馴染みやすいため、初心者でもシワなく綺麗に貼ることができる
- 日本製の高品質でありながら、税込308円という抜群のコストパフォーマンスを実現している
卓球のラケットは、プレイヤーにとって自分の手の一部とも言える大切な相棒です。その相棒が不意のアクシデントで欠けたり割れたりしてしまうのを防ぎ、「台にぶつけるかもしれない」という恐怖心を取り除いて思い切ったプレーを支えてくれるのがエッジ・プロテクター2です。
これから卓球を始める初心者の方から、毎日ハードな練習に励む部活生、そして用具に強いこだわりを持つ上級者まで、すべての卓球プレイヤーに自信を持っておすすめできる名作サイドテープです。まだ試したことがない方や、今のサイドテープの保護力に不安を感じている方は、ぜひ次回のラバー張り替えに合わせてエッジ・プロテクター2を手にとってみてください。

