卓球のプレー中、台にラケットをぶつけて大切なブレードやラバーが欠けてしまうことはありませんか?愛用のラケットを守りたくても、分厚く重い保護テープを貼るとスイングの振り抜きや打球感が変わってしまうのが悩みどころですよね。そんな悩みを解決するのが、バタフライのサイドテープであるWB・プロテクターです。貼っていないかのような軽さと薄さで、ラケット本来の操作性を維持したままエッジをスマートに保護できるため、感覚を重視する選手に最適です。本記事ではその性能や幅の選び方を徹底解説しますので、ぜひ最後まで読んで用具選びの参考にしてください。
1. バタフライ「WB・プロテクター」とは?基本スペックと製品概要
卓球においてラケットの側面を保護するサイドテープは、単なるアクセサリーではなく、用具の寿命とプレーの質を左右する重要なメンテナンス用品です。数ある製品の中でも、トップブランドであるバタフライが展開するWB・プロテクターは、軽快な使用感と洗練された外観で多くのプレイヤーから支持を集めています。まずはこの製品の基本的なスペックと、どのようなコンセプトで作られているのかを詳しく見ていきましょう。
1-1. WB・プロテクターの基本スペック一覧
WB・プロテクターの製品仕様は、日本の卓球プレイヤーのニーズに合わせて非常に使いやすく設計されています。具体的なスペックは以下の通りです。
- 商品名:WB・プロテクター
- メーカー:バタフライ(株式会社タマス)
- 品番:76990
- 価格:308円(税込)
- 発売日:2022年10月1日
- カラー展開:ホワイト×ロゼ(921)、ホワイト×ブラック(918)
- サイズ(長さ):48cm(ラケット1本分)
- サイズ(幅):10mm(410)、12mm(412)
- 素材:ウレタン系クロス素材
- 原産国:日本
このように、48cmという十分な長さが確保されているため、一般的なシェークハンドラケットやペンホルダーラケットだけでなく、ブレードサイズが一回り大きいカットマン用ラケットにも余裕を持って1周貼ることができます。また、幅は主流となっている10mmと12mmの2種類がラインナップされており、現代卓球で多く使われる厚や特厚のラバーにしっかり対応できる仕様となっています。
1-2. バタフライのサイドテープラインナップにおける立ち位置
バタフライは多種多様なサイドテープを販売していますが、その中でWB・プロテクターは「薄型・軽量・ナチュラルな装着感」を追求したスタンダードモデルという立ち位置にあります。
同社のラインナップには、分厚いクッション材や高強度素材を用いた重厚なプロテクターや、表面に起毛加工を施した高級感のあるモデルも存在します。しかし、保護力を高めようとしてテープ自体が厚く重くなると、どうしてもラケットの先端が重くなり、スイングしたときの感覚が変わってしまいます。
その点、WB・プロテクターはあえて過度な厚みを抑え、ラケット本来の重量バランスや打球感を損なわずに必要十分な保護性能を確保することに主眼を置いています。「ラケットの側面は守りたいけれど、テープを貼ることでラケットの性能や振り心地が変わるのは避けたい」というプレイヤーにとって、最もバランスの取れた選択肢として位置づけられています。
1-3. ホワイトを基調とした洗練されたデザイン性
外観上の大きな特徴は、製品名にも表れている通りホワイトをベースカラーに採用している点です。卓球のサイドテープは汚れを目立たなくするためにブラックやネイビーなどの濃色をベースにしたものが大多数を占めていますが、本製品はあえて清潔感のある白を基調としています。
カラーバリエーションは以下の2色が用意されています。
- ホワイト×ロゼ:白地に華やかなロゼ(ピンク系)のロゴとラインが映える、明るく上品なカラーリング
- ホワイト×ブラック:白地に黒のロゴを配した、モノトーンで引き締まったクールなカラーリング
どちらのカラーも、バタフライの象徴であるウイングマークとブランドロゴがシャープにデザインされており、ラケットの側面に巻くだけで全体の印象がパッと明るくなります。特に近年のラケットはグリップに鮮やかなカラーを取り入れたものが多く、さらにカラーラバーの普及も進んでいるため、ホワイトを基調としたこのテープはどのようなラケットデザインにも爽やかにマッチします。
2. WB・プロテクターの性能を徹底解説!5つの優れた特徴
ここからは、実際にWB・プロテクターをラケットに装着してプレーした際に感じられる具体的な性能について、5つの視点から深掘りして解説します。単なる見た目の良さだけでなく、実戦においてどのような機能的メリットをもたらすのかを確認していきましょう。
2-1. 貼っていないかのような圧倒的な軽さと薄さ
WB・プロテクターの最大の武器は、ラケットに貼っていることを忘れさせるほどの軽量性と薄さです。一般的なクッション付きの保護テープや多層構造のテープは、1本あたり約1.5gから3g前後の重量増加をもたらすことが少なくありません。
たかが1gや2gと思うかもしれませんが、サイドテープはラケットの最も外側、つまりスイングしたときに最も強い遠心力がかかる外周部分に貼られます。グリップ側に2gの重りが付くのと、ブレードの先端外周に2gの重りが付くのとでは、体感する重さ(いわゆるスイングウェイト)に雲泥の差が生まれるのです。
WB・プロテクターは非常に薄く軽い素材で作られているため、ラケット1周に貼り付けても重心位置がほとんど変化しません。これにより、以下のようなプレー上の恩恵が得られます。
- 前陣での素早いフォア・バックの切り返しが遅れない
- 台上での細かいラケット角度の微調整が思い通りにできる
- 長時間の練習や試合でも手首や肘への負担が増えにくい
- ラバーを貼り替えた際の総重量管理がしやすい
このように、繊細なラケットワークを要求される現代卓球において、操作性を一切犠牲にしない軽さは極めて大きなアドバンテージとなります。
2-2. ラケット本来の打球感とブレードのしなりを邪魔しない柔軟性
意外と見落とされがちなのが、サイドテープがラケットの打球感に与える影響です。卓球のラケットは、ボールが当たった瞬間にブレード全体が微細に振動し、わずかにしなることで特有の打球感や球持ちを生み出しています。
もしブレードの外周に硬くて伸縮性のないテープや、分厚いゴム状のテープをきつく巻き付けてしまうと、ブレード側面の振動が吸収・抑制されてしまい、打球感がどこか鈍く曇ったような感覚になることがあります。特に木材の感覚を大切にする5枚合板や7枚合板、あるいはインナーファイバー仕様のラケットを使っている選手ほど、この微妙な変化に敏感です。
その点、WB・プロテクターはテープ自体に適度な柔軟性としなやかさがあり、ブレードの自然な振動を妨げません。インパクト時のクリアな響きや、手に伝わるボールの情報をそのまま感じ取ることができるため、繊細なタッチが求められる台上技術やサービスにおいても、素のラケットと変わらない感覚でプレーできます。
2-3. ラケットのエッジ保護とラバーの剥がれ防止機能
薄型でありながら、サイドテープ本来の目的である保護機能もしっかりと果たしてくれます。卓球では、低く短いサービスに対するツッツキやストップ、あるいはバウンド直後を捉えるチキータや台上ドライブの際、ラケットの先端や側面が卓球台の表面に接触してしまうことが日常茶飯事です。
何も貼っていない状態では、わずかな接触でも以下のようなトラブルが発生します。
- ブレード外周の上板(表面の木材)が欠けてささくれができる
- ラバーのスポンジ部分が台に擦れてボロボロに削れる
- ブレードとラバーの接着面に隙間ができ、そこからラバーがめくれる
WB・プロテクターを貼っておくことで、軽い接触や擦れによる摩擦ダメージをテープ表面が代わりに受け止め、大切なブレードの木材欠けを未然に防いでくれます。さらに、ブレードと両面ラバーの断面(接着の境目)をピタッと覆うことで、空気や湿気、ホコリの侵入を防ぎ、水性接着剤の皮膜が端から剥がれてくるのを強力に抑止します。
2-4. 高い粘着力と曲面への優れた追従性
サイドテープの性能を測る上で欠かせないのが、粘着剤の質とテープの貼りやすさです。どれほど表面の素材が良くても、プレー中に端からペラペラと剥がれてきてしまっては集中力を削がれてしまいます。
WB・プロテクターは、木材の断面およびラバーのスポンジ断面の両方に対して高い親和性を持つ粘着剤を採用しています。ラケットのエッジという緩やかな曲面に対しても浮き上がることなく密着し、激しいスイングや湿度の高い体育館でのプレーでも剥がれにくい設計となっています。
それでいて、ラバーを交換するためにテープを剥がす際には、ブレード側面にベタベタとした不快な糊残りが起きにくいという絶妙なバランスを実現しています。高価なラケットの側面を粘着剤で汚すことなく、いつでもクリーンな状態で貼り替えができるのは、日常的にメンテナンスを行うプレイヤーにとって非常に嬉しいポイントです。
2-5. コストパフォーマンスの高さと日本製の品質安定性
メーカー希望小売価格が308円(税込)という手頃な価格設定も大きな魅力です。実売価格では200円台後半で販売されていることも多く、ラバーを貼り替えるタイミングに合わせて気軽に新しいものへと交換できます。
また、低価格でありながら原産国は日本であり、品質管理が非常に徹底されています。海外製の安価なノーブランド品などでは、テープの幅が途中で微妙に変わっていたり、粘着剤が偏っていて端がすぐに剥がれたりすることがありますが、WB・プロテクターは裁断の美しさ、ロゴプリントの鮮明さ、粘着力の均一性のどれを取っても極めて高い水準で安定しています。
3. WB・プロテクターを使用するメリット・デメリットと口コミ評価
どのような卓球用具にも、設計思想に基づく長所と短所が存在します。ここでは、実際にWB・プロテクターを使用しているプレイヤーの口コミや実戦での使用感を踏まえ、メリットとデメリットを包み隠さず整理します。
3-1. 実際のユーザーが感じている高評価ポイントとメリット
多くのユーザーから高く評価されているメリットをまとめると、以下のようになります。
- ラケットの重さが変わらない:貼る前と貼った後でスイングしたときの違和感がゼロに近く、振り抜きが非常に軽い。
- 見た目が爽やかで美しい:白ベースのテープが珍しく、ラケットの側面が明るくスタイリッシュに見える。
- 段差にしっかり馴染む:テープがしなやかなので、ブレードとスポンジの境目にできるわずかな段差にもピタッと吸い付くように貼れる。
- ラバーの端が欠けにくい:スポンジの断面が露出しないため、ラケットケースへの出し入れや軽い接触でラバーの端がボロボロになるのを防げる。
- 価格が安くリピートしやすい:300円前後で買えるため、まとめ買いしてストックしておきやすい。
特に「これまで重くなるのが嫌でサイドテープを貼っていなかったけれど、このテープなら違和感なく使える」という声が非常に多く、操作性重視の層から圧倒的な信頼を得ています。
3-2. 購入前に知っておきたい注意点とデメリット
一方で、購入前に理解しておくべき注意点やデメリットもいくつか存在します。
- 強い衝撃に対するクッション性は控えめ:薄型シートであるため、フルスイングで卓球台の角にラケットを強く叩きつけてしまった場合などには、衝撃を吸収しきれずにブレードまで凹みが達することがある。
- 白ベースのため汚れが目立ちやすい:ホワイトを基調としている特性上、長期間貼りっぱなしにしていると、卓球台の塗装汚れや手垢、ラケットケース内の擦れなどで黒ずみが目立ってくることがある。
- 6mm幅や8mm幅の展開がない:サイズが10mmと12mmの2種類のみであるため、ブレードの木枠部分だけに細く貼りたい人や、極薄ラバー・表ソフトの一枚ラバーなどを貼っていてラケット全体の厚みが薄い人には幅が広すぎることがある。
このように、耐衝撃性の絶対値や防汚性よりも、「軽さとスマートさ」にステータスを振った製品であることを理解して選ぶことが大切です。
3-3. デメリットを解消するための実践的な工夫
上記のデメリットは、少しの工夫で十分にカバーすることが可能です。
まず衝撃対策についてですが、もし「全体の軽さは維持したいけれど、台にぶつけやすいラケット先端の10cm〜15cmだけは保護力を高めたい」という場合は、先端部分だけにWB・プロテクターを短く切って二重貼りにするという方法があります。もともとが非常に薄くて軽いテープなので、先端だけ二重にしても厚手テープを1周貼るよりはるかに軽く仕上がり、先端の保護力だけをピンポイントで強化できます。
また、汚れが目立ちやすい点については、ラバーを貼り替えるタイミング(1ヶ月〜3ヶ月に1回程度)に合わせて新しいテープに交換するサイクルを作ることで、常に真っ白で清潔感のある美しい状態を保つことができます。1本あたり308円という低価格だからこそ、定期的なリフレッシュが負担になりません。
4. 幅10mmと12mmの選び方!ラケットとラバーの組み合わせ別ガイド
WB・プロテクターを購入する際に多くの人が迷うのが、「幅10mmと12mmのどちらを選べばいいのか?」という点です。適切な幅を選ぶためには、自分が使用しているラケットの板厚と、両面に貼っているラバーのスポンジ厚の合計を計算するのが確実です。それぞれの幅が適している具体的なセッティングを解説します。
4-1. 幅10mmが適しているラケットとラバーの組み合わせ
幅10mmは、最も汎用性が高くスッキリと収まりやすいサイズです。具体的には以下のような用具セッティングの選手に適しています。
- 5枚合板や薄めの特殊素材ラケット(板厚5.5mm〜5.8mm前後)を使用している場合:ブレード自体がシャープなため、10mm幅を貼ることでブレード側面と両面ラバーのスポンジ中盤までをバランスよくカバーできます。
- ラバーの厚さが「厚」や「中」である場合:両面とも特厚ではなく「厚」以下のスポンジ厚であれば、ラケット全体の総厚が11mm〜12mm程度になるため、10mm幅のテープでほぼ全体を綺麗に覆うことができます。
- 片面に粒高ラバーや表ソフトラバーを貼っている異質型・カットマンの場合:粒高ラバー(特にスポンジが薄いもの)や変化系表ソフトを片面に貼っていると、ラケット全体の厚みが抑えられるため、12mmではテープがラバーの表面(シート側)にはみ出してしまいます。このようなセッティングには10mmが最適です。
- 日本式ペンホルダーや片面のみにラバーを貼る選手:片面ラバーのラケットでも、ブレードの厚みとラバーの境目を覆う用途として10mmがぴったり収まります。
4-2. 幅12mmが適しているラケットとラバーの組み合わせ
幅12mmは、現代の攻撃型プレイヤーの主流となっている「厚ラケット×両面特厚ラバー」の組み合わせに頼もしいサイズです。以下のようなセッティングにおすすめです。
- 両面に「特厚(トクアツ)」または「MAX」のラバーを貼っている場合:例えばディグニクスシリーズやテナジーシリーズ、グレイザーシリーズなどの特厚ラバーは、スポンジとシートを合わせて片面で約4.0mm前後の厚みがあります。両面に貼るとラバーだけで約8.0mm、そこに板厚6.0mm前後のブレードが加わると合計で約14.0mmの厚みになります。この場合、12mm幅を選ぶことでスポンジの大部分をしっかり保護できます。
- 7枚合板や厚めのアウター特殊素材ラケット(板厚6.0mm〜6.8mm前後)を使用している場合:ブレード自体に厚みがあるラケットでは、10mm幅だとブレードと接着面をわずかに覆うだけになり、スポンジの断面が大きく露出してしまいます。12mm幅であれば、分厚いラケットでも安心感のあるカバー範囲を確保できます。
- 台上で深くツッツキやストップをする際にラバーの端をよく擦る選手:ラケットを寝かせてボールの下に潜り込ませるスイングが多い選手は、ブレードの角だけでなくラバーのスポンジ角も台に当たりやすいため、広く覆える12mm幅が適しています。
4-3. あえて幅を狭め・広めにする上級者のこだわりセッティング
基本はラケットとラバーの総厚に合わせて選びますが、上級者の中にはあえてセオリーとは異なる幅を選ぶケースもあります。
たとえば、両面特厚ラバーを使用していて本来なら12mmが適合する厚さであっても、あえて10mmを選ぶ選手がいます。その理由は「ラバーのスポンジ側面の半分以上を露出させておくことで、インパクト時にスポンジが自由に潰れて膨らむ感覚(食い込みの良さ)を最大限に活かしたい」というこだわりや、「1ミリでもテープの面積を減らして軽量化したい」という狙いがあるためです。
逆に、やや薄めのラケット構成であっても、ラバーのシート際ギリギリまで12mmのテープでしっかり覆い、ラバーが端からめくれるリスクを徹底的に排除したいという実用重視の選手もいます。自分のプレースタイルや、保護と感覚のどちらを優先したいかに合わせて、10mmと12mmを使い分けるのも卓球用具の奥深い楽しみ方の一つです。
5. バタフライの他モデル(サイドテープ)との性能比較
バタフライにはWB・プロテクター以外にも魅力的なサイドテープが複数ラインナップされています。それぞれのモデルとどのような違いがあるのかを比較することで、本製品の特性がより鮮明に見えてきます。代表的な他モデルとの違いを詳しく解説します。
5-1. ストロング・プロテクター2との違い
ストロング・プロテクター2は、その名の通り高い保護性能と耐久性を誇るハードタイプのサイドテープです。両者の主な違いは以下の通りです。
- 素材と厚み:ストロング・プロテクター2は非常に厚みとコシのあるタフな素材で作られており、台に強くぶつけた際の衝撃吸収力では圧倒的に勝ります。一方、WB・プロテクターは薄くしなやかなクロス系素材であり、軽快さに特化しています。
- 重量への影響:ストロング・プロテクター2を貼るとラケット先端にしっかりとした重みが加わり、威力が出る反面、スイングはやや重くなります。WB・プロテクターは重量変化がほぼありません。
- 価格:ストロング・プロテクター2は税込550円前後であるのに対し、WB・プロテクターは税込308円と約半分のコストで購入できます。
「ラケットが重くなってもいいから絶対に傷つけたくない」ならストロング・プロテクター2、「ラケットの軽さと振り抜きを最優先したい」ならWB・プロテクターという明確な使い分けができます。
5-2. エッジ・プロテクター2およびRB・プロテクター3との違い
エッジ・プロテクター2やRB・プロテクター3は、表面に柔らかな起毛タイプ(植毛・スエード調)の素材を採用した定番モデルです。これらとの違いは以下の点にあります。
- 表面の質感:エッジ・プロテクター2やRB・プロテクター3はしっとりとした起毛素材で、手触りが良く高級感があります。対してWB・プロテクターは起毛のないフラットでサラッとした表面仕上げになっており、ラケットケースの布地に引っかかりにくいのが特徴です。
- クッション性と軽さのバランス:起毛タイプの2モデルは、起毛層の分だけわずかに厚みとクッション性があります。WB・プロテクターは起毛層がない分さらに薄く、よりダイレクトで軽い装着感を実現しています。
- 幅のバリエーション:エッジ・プロテクター2やRB・プロテクター3には6mm、8mm、10mm、12mmと4つの幅がありますが、WB・プロテクターは需要の最も高い10mmと12mmに絞られています。
起毛特有の重厚なルックスが好みならエッジ・プロテクター2やRB・プロテクター3、より軽快でスポーティーな外観と軽さを求めるならWB・プロテクターが適しています。
5-3. HT・プロテクターとの違い
HT・プロテクターは、WB・プロテクターと同じ価格帯(税込308円)かつ同じサイズ展開(10mm・12mm)で販売されている兄弟モデルのような存在です。
- 基本性能の共通点:テープの薄さ、軽さ、粘着力、ラケットのバランスを変えない自然なフィーリングといった機能面はほぼ同等です。
- デザインとカラーの違い:HT・プロテクターはブラックをベースに、ロゼ、イエロー、ブルー、シルバーといった鮮やかなグラデーションラインやロゴを配したクールなデザインです。一方、WB・プロテクターはホワイトをベースにした明るく爽やかなバイカラーデザインを採用しています。
したがって、この2モデルで迷った場合は、性能差を気にする必要はなく、純粋に「黒ベースの引き締まった見た目が好きか(HT・プロテクター)」「白ベースの爽やかで明るい見た目が好きか(WB・プロテクター)」というデザインの好みで選んで問題ありません。
6. WB・プロテクターはどんな選手におすすめ?タイプ別診断
ここまでの性能解説や他モデルとの比較を踏まえると、WB・プロテクターがどのような卓球プレイヤーにマッチするのかがはっきり見えてきます。特におすすめできる選手のタイプを3つに分けて紹介します。
6-1. ラケットの総重量とスイングバランスを1g単位でこだわる選手
近年、ラバーの高性能化・高密度化に伴い、ラケット全体の総重量が重くなりやすい傾向にあります。特に両面にスピン系テンションラバーの特厚を貼ると、シェークハンドで総重量が185g〜195g近くに達することも珍しくありません。
この状態でさらに重いサイドテープを貼ってしまうと、ラケットの先端に重心(ヘッドヘビー)が寄りすぎてしまい、以下のような弊害が出ることがあります。
- 前陣でのブロックやカウンターでラケット面が振り遅れる
- バックハンドのコンパクトなスイングが窮屈になる
- 連続ドライブを打つ際に戻りが遅くなる
そのため、ラケットを購入する際にグラム単位で重量を指定したり、ラバーを含めた総重量を1g単位で調整したりしているこだわり派の選手にとって、重量増を極限まで抑えられるWB・プロテクターは理想的な選択肢となります。
6-2. 打球感の変化を嫌う繊細な感覚派プレイヤー
トップ選手や上級者の中には、「サイドテープを貼ると打球感がこもる気がして好きではない」という理由から、あえてテープを貼らずにプレーしている人も一定数存在します。しかし、練習量が多い選手ほど台にラケットをぶつける機会も多く、高価なラケットのブレードが欠けたり、貼ったばかりのラバーが端からめくれたりするのは経済的にも精神的にも痛手です。
WB・プロテクターは、そうした「本来はテープを貼りたくない感覚派プレイヤー」にこそ試してほしい一品です。テープの厚みや硬さによる拘束感がほとんどないため、何も貼っていない状態に限りなく近い打球感を維持しながら、ラバーのめくれや軽微な擦り傷からラケットを守ることができます。
6-3. ラケットを爽やかでおしゃれにドレスアップしたい選手
機能面だけでなく、自身のモチベーションを高めるためのビジュアル面を重視する選手にも強くおすすめできます。卓球というスポーツは、試合中もサービスの構えに入る前や得点・失点の間など、自分のラケットの側面やグリップを目にする機会が非常に多い競技です。
ふとラケットを見たときに、清潔感のあるホワイト×ロゼやホワイト×ブラックの美しいサイドラインが目に入ると、それだけで気分が上がり、愛用のラケットへの愛着がさらに深まります。特に以下のようなコーディネートを楽しむ選手にぴったりです。
- グリップに白やピンク、水色などの明るい色が使われているラケットに合わせる
- カラーラバー(ピンク、グリーン、ブルー、バイオレットなど)と組み合わせてポップに仕上げる
- あえて黒一色のシックなラケットにホワイト×ブラックを巻いてモノトーンのコントラストを作る
男女を問わず、また中学生・高校生の部活プレイヤーからレディース層、ベテランの社会人プレイヤーまで、幅広い層の手元を爽やかに彩ってくれます。
7. 性能を最大限に引き出す!WB・プロテクターの美しい貼り方とメンテナンス術
せっかく優れたサイドテープを手に入れても、貼り方が雑だとすぐに剥がれてしまったり、シワが寄って見栄えが悪くなったりしてしまいます。WB・プロテクターの密着力と美しさを100%引き出すための、正しい貼り方の手順とメンテナンスのコツを解説します。
7-1. 貼る前の下準備と貼り始めの位置決め
テープを貼り始める前に、まずはラケットのエッジ(側面)の状態を整えることが重要です。ラバーを貼り替えた直後の場合、ブレードの側面に水性接着剤(フリーチャック2など)のはみ出た塊や、以前貼っていたテープの古い糊、あるいはラバーを切った際の細かい削りカスが付着していることがあります。
これらが残ったまま上からテープを貼ると、その部分だけ粘着剤が浮いてしまい、そこから剥がれやすくなります。必ず指の腹や清潔な布で側面のゴミや接着剤の残りを取り除き、滑らかな状態にしておきましょう。
また、貼り始める位置は、ラケットのグリップの根元(エラの部分)の片側からスタートします。このとき、テープの文字(BUTTERFLYのロゴ)の向きをフォア面側から見て正しく読めるようにするか、バック面側から見て読めるようにするかを毎回統一しておくと、プレー中にラケットの表裏を瞬時に判別する目印にもなります。
7-2. シワや浮きを作らず均一に貼るためのステップ
実際に貼っていく際、最も重要な鉄則は「テープを決して引っ張りながら貼らないこと」です。多くの人がやってしまいがちな失敗として、カーブにフィットさせようとしてテープを強く引っ張りながら巻き付けてしまうケースがあります。
ウレタンやクロス素材のテープにはわずかな伸縮性があるため、引っ張って伸ばした状態で貼り付けると、後からテープが元の長さに縮もうとする力(復元力)が働きます。その結果、数日経つとラケットの端からテープが勝手に浮き上がって剥がれてしまうのです。
美しく、かつ剥がれにくく貼るための具体的な手順は以下の通りです。
- スタート部分を2cmほど剥離紙から剥がし、グリップ根元の側面にそっと置くように貼る
- テープを引っ張らず、剥離紙を少しずつ剥がしながら、親指の腹でブレードの中央を押さえるように進める
- 1周ぐるりと貼り終えたら、最後にテープの両端(ラバーのスポンジ側)を親指と人差し指でつまむようにして全周をしっかり圧着する
このように「引っ張るのではなく、置いてから指で押さえる」ことを意識するだけで、シワや浮きが一切ないプロショップの店員が貼ったような美しい仕上がりになります。また、この貼り方をするとテープが伸びないため、本来の耐久性と粘着力が長期間持続します。
7-3. 余った部分のカット方法と貼り替え時期の目安
WB・プロテクターは長さが48cmあるため、一般的なラケットの周囲に1周貼ると、最後に5cm〜8cmほどテープが余ります。余った部分は、反対側のグリップ根元のラインに合わせてハサミでまっすぐカットしましょう。カッターナイフを使ってラケットの上で直接切ろうとすると、大切なラケットのブレードやラバーを傷つけてしまう危険があるため、少し剥がした状態でハサミを使って切るのが安全です。
なお、カットして余った5cm〜8cmの切れ端は、捨てずに取っておくのもおすすめです。万が一、練習中にラケットの先端だけを台に強く擦ってテープが破れてしまった際の「応急処置用の補修パッチ」として活用したり、先端部分の保護力を高めるための重ね貼り用として使ったりすることができます。
貼り替えの時期については、以下のサインを目安にすると良いでしょう。
- ラバーを新しく貼り替えるタイミング(一度剥がしたテープを再利用すると粘着力が落ちて剥がれやすくなるため、ラバー交換時は新品にするのが基本)
- 台にぶつけてテープの一部が破れ、内部のブレードやスポンジが見えてしまったとき
- ホワイトの部分に汚れが蓄積し、見た目が黒ずんできたとき
定期的に新しいWB・プロテクターへ巻き直すことで、ラケットのエッジを常に万全の状態で保護し、気持ちよく練習や試合に臨むことができます。
8. まとめ:WB・プロテクターで愛用のラケットを軽快に守ろう
ここまで、バタフライの定番サイドテープであるWB・プロテクターのスペック、5つの性能的特徴、メリット・デメリット、幅の選び方、他モデルとの違い、そして美しい貼り方までを徹底的に解説してきました。最後に本記事の重要なポイントを振り返りましょう。
8-1. WB・プロテクターの重要ポイント総整理
本製品の要点を整理すると以下の通りです。
- 貼っていないかのような軽さと薄さで、ラケットの重量やスイングバランス、打球感を一切損なわない
- ホワイト×ロゼとホワイト×ブラックの2色展開で、ラケットの側面を爽やかかつスタイリッシュに彩る
- ブレードの木材欠けを防ぐだけでなく、ラバーとブレードの接着面を覆うことでラバーのめくれ・剥がれを効果的に予防する
- 中〜厚ラバーや薄めのラケットには10mm幅、両面特厚ラバーや厚めのラケットには12mm幅を選ぶことで美しくフィットする
- 安心の日本製でありながら税込308円という高いコストパフォーマンスを誇り、ラバー交換のたびに気軽にリフレッシュできる
8-2. 迷ったらまずは1本試してみるべき理由
卓球のラケットやラバーは数千円から数万円する高価な用具ですが、それを守るサイドテープはわずか300円前後で導入できる最も手軽な投資です。中でもWB・プロテクターは、「ラケットは保護したいけれど、重くなったり打球感が変わったりするのは絶対に嫌だ」というワガママな願いを見事に叶えてくれる稀有な製品です。
もし現在、どのサイドテープを選ぶべきか迷っている方や、分厚いテープを貼っていてラケットの振り抜きに重さを感じている方は、ぜひ一度WB・プロテクターを試してみてください。手に取った瞬間の軽さと、スイングしたときの自然な振り抜き、そしてラケットが見違えるほど爽やかになるデザイン性に、きっと満足できるはずです。

