ペンホルダーで「ラケットが重くてスイングが遅れる」「手首が痛い」と悩んでいませんか?裏面にラバーを貼る現代卓球において、用具の重量オーバーは試合後半のスタミナ切れや、選手生命を脅かす手首のケガの致命傷になりかねません。そこでおすすめなのが、驚異の平均重量約60gを誇るVICTASの「バーサルCHN」です。重さを気にせず軽快な連続攻撃を目指すペン選手やシニアの方に最適な一本!本記事で詳細スペックや相性抜群のラバーを徹底解説するので、ぜひラケット選びの参考にしてください。
1. バーサルCHNとは?VICTASが誇る超軽量ラケットの全貌
1-1. 基本スペックと価格帯について
VICTAS(ヴィクタス)から発売されている「バーサルCHN(VERSAL CHN)」は、最前線で戦うプレイヤーから愛好家まで幅広く支持されている攻撃用の中国式ペンホルダーラケットです。価格は税込9,240円(税抜8,400円)となっており、高機能でありながらも比較的手に取りやすいコストパフォーマンスに優れた価格設定が魅力です。ブレード素材には厳選された木材5枚合板を採用しており、高品質な用具を数多く世に送り出す中国で製造されています。ブレードサイズは158×150mm、グリップサイズは82×22mmという中国式ペンホルダーとして標準的かつ握りやすい設計を採用していますが、このラケットに隠された真の魅力は、そのサイズ感からは想像もつかない「特殊な設計思想」に隠されています。
1-2. 最大の特徴「驚異の60g±」という圧倒的な軽さ
バーサルCHNを語る上で絶対に外すことができないのが、平均重量「60g±」という、卓球界の常識を覆す圧倒的な軽さです。現在市販されている一般的な中国式ペンホルダーラケットの平均重量はおおよそ80g〜85g程度であり、中には90gを超える重厚な個体も珍しくありません。それらの一般的なラケットと比較すると、バーサルCHNは実に20g以上も軽量化されていることになります。この20gという重量差は、ミリ秒単位の反応スピードとラケット角度の微調整を競い合う卓球というスポーツにおいて、劇的なスイングスピードの向上と、疲労感の軽減という計り知れないメリットをもたらします。まさにメーカーの謳う「超軽量高速スイングラケット」というキャッチコピーに相応しい、唯一無二の逸品と言えます。
1-3. 8.0mmの極厚ブレードが生み出す高い反発力
一般的に、重量が軽いラケットは「ボールが弾まない」「相手の球威に押されて威力がでない」という先入観を持たれがちですが、バーサルCHNはそのような軽量ラケットの弱点を見事に克服しています。それを可能にしているのが、8.0mmという規格外の極厚ブレード設計です。通常、5枚合板のペンホルダーラケットは5.5mm〜6.5mm程度の厚みが主流ですが、バーサルCHNはあえて8.0mmもの分厚さを持たせることで、インパクトの瞬間の球離れの良さと、ボールを力強く弾き飛ばす高い反発力を確保しています。重量の軽さと、攻撃用(ステータス:OFF)としての弾みという、本来であれば相反する2つの要素を、ブレードの厚みによって高い次元で両立させているのです。
2. バーサルCHNの性能を紐解く3つの秘密
2-1. 軽量バルサ材(6mm厚)による厚みと軽さの完全融合
バーサルCHNが、8.0mmという分厚いブレードでありながら平均重量60gという驚異的な軽さを実現できている最大の秘密は、ラケットの中心材(コア)に6mm厚の超軽量「バルサ材」を使用していることにあります。バルサ材は模型飛行機や浮きなどにも使われる非常に軽量で密度の低い木材であり、たっぷりと空気を含んでいるため、ボールを打球した際に独特の弾力と強い反発力を生み出します。この分厚いバルサ材を芯材として大胆に配置し、表面に薄い硬質の木材を貼り合わせることで、ラケット全体の重量を極限まで削ぎ落としつつ、スマッシュや前陣でのミート打ちの際にボールを鋭く弾き飛ばす爆発力を生み出しているのです。
2-2. グリップ内蔵スポンジがもたらす心地よい打球感
さらに特筆すべき性能の秘密は、グリップ部分にスポンジが内蔵されているという独自の工夫です。バルサ材を厚く使用したラケットは、その空洞の多い構造上、インパクト時の振動が手に強く伝わりやすく、「ポコン」という少し軽い打球感になりがちです。しかし、バーサルCHNはグリップ内部に特殊なスポンジを組み込むという非常に繊細な設計を施すことで、手に伝わる不快な振動を適度に吸収し、マイルドで手に響きすぎない心地よい打球感を生み出すことに成功しています。この工夫により、ただ弾いて軽いだけのラケットではなく、ブロック時のコントロール性能や、繊細な台上技術のフィーリングにも優れたラケットに仕上がっています。
2-3. 両面打ち(裏面打法)に最適な緻密なバランス設計
現代の中国式ペンホルダーにおいて、バック側に裏ソフトラバーを貼り、シェークハンドのバックハンドのように振る「裏面打法」は、勝つために必須の技術となっています。しかし、ラバーを両面に貼ると総重量が180gを簡単に超えてしまい、ペンホルダー特有の手首の自由度や操作性が失われるという深い悩みを抱える選手が後を絶ちません。バーサルCHNはラケット単体が約60gと極端に軽いため、両面に特厚の重いテンションラバーを貼ったとしても総重量を150g〜160g程度に収めることが可能です。これは一般的なシェークハンドラケットよりも軽い重量であり、手首の可動域を最大限に活かし、振り遅れを防ぐ裏面打法を強力にサポートする絶妙なバランス設計と言えます。
3. バーサルCHNがおすすめなプレイヤーのタイプ
3-1. 裏面打法を多用する現代型中国式ペンホルダー選手
最もこのラケットの恩恵をダイレクトに受けられるのは、バック側に裏ソフトラバーを貼り、裏面打法をラリーの主軸として積極的に活用する現代型のプレイヤーです。裏面打法はラケットのヘッドをしっかりと回すために手首の柔軟性と筋力を大きく要求される技術ですが、バーサルCHNの圧倒的な軽さがあれば、台上の短いボールに対する鋭いチキータや、ブロックからの裏面カウンタードライブなど、高度で繊細な技術も手首への負担を感じることなくスムーズに連続して繰り出すことが可能です。重量問題で裏面打法の習得を諦めていた選手にとって、まさに救世主となるラケットと言えるでしょう。
3-2. スイングスピードを最大限に引き上げたい前陣速攻型
卓球台のすぐ近く(前陣)に張り付き、相手のボールの上がりばなを素早く叩く前陣速攻型の選手にも非常に適しています。ラケットが物理的に軽いということは、それだけスイングの初速が劇的に上がるということです。バーサルCHNの分厚いバルサ材は球離れが極めて速く、ボールを弾く技術(スマッシュや角度打ち)との相性が抜群に良いため、打点の早い連続攻撃で相手に息をつく時間を与えないアグレッシブなプレースタイルを構築できます。一発の重いドライブよりも、コースの打ち分けとピッチの速さで勝負したい選手には最高の相棒となります。
3-3. 筋力に自信がないシニア選手やジュニア選手
メーカーの公式説明にも「シニア選手にも最適」と明確に記載されている通り、筋力や体力に自信のないシニア層や、まだ骨格や筋肉が成長しきっていない小中学生のジュニア選手に強くおすすめできます。自分の筋力に見合わない重いラケットを無理に振り回すと、フォームが崩れるだけでなく、肩や肘、手首などの関節を痛める大きな原因になります。バーサルCHNであれば、小さな力でもラケットが鋭く走り、厚みのあるブレードがボールをしっかり飛ばしてくれるため、無理なく正しいスイングフォームを身につけ、長時間の練習や試合でもパフォーマンスを落とさずにプレーできます。
3-4. 手首や肘への負担(ケガのリスク)を軽減したいプレイヤー
過去に重度の腱鞘炎やテニス肘などを患った経験があり、手首や腕関節への物理的な負荷を極力減らしたいと切実に考えているプレイヤーにとっても、これ以上の選択肢はありません。卓球は同じスイング動作を何百回、何千回と繰り返すスポーツであるため、用具のわずか10gの重量差が、身体へのダメージの蓄積に直結します。平均重量約60gのバーサルCHNを使用することで、手首の関節や靭帯にかかる遠心力と負荷を劇的に軽減し、再発のリスクを抑えながら長く楽しく卓球のラリーを続けるための大きな助けとなってくれます。
4. バーサルCHNのメリットとデメリットの徹底比較
4-1. 【メリット】連打のしやすさと操作性の圧倒的向上
バーサルCHNを使用する最大のメリットは、フォアとバックの切り返しの速さと、連続攻撃(連打)のしやすさが圧倒的に向上することです。相手の速いドライブやピッチの速いラリーに対しても、ラケットが軽いため咄嗟の角度調整が間に合い、ブロックやカウンターに余裕を持って対応できます。また、台上での細かい操作(ストップ、ツッツキ、流しなど)においても、重量のストレスがないため繊細なタッチが容易になり、レシーブから主導権を握る精度の高いプレーを大きく引き上げることができます。
4-2. 【メリット】重いラバー(特厚・粘着など)を躊躇なく選べる
現代卓球におけるラバー選びの最大のボトルネックは「重量制限」ですが、バーサルCHNを使えばその制約から完全に解放されます。重くて威力の出る「中国製粘着ラバー」や、スポンジが分厚く重い「特厚(MAX)の最新ハイテンションラバー」を両面に貼っても、標準的な重さかそれ以下に収まるという点は、戦術の幅を劇的に広げる計り知れないメリットです。重いラバーが持つ強力な回転力や反発力を、バーサルCHNの軽いスイングで最大限に引き出すという、理想的かつ贅沢なセッティングを実現できます。
4-3. 【デメリット】プラスチックボールに対する球質の軽さ
一方で、圧倒的な軽さゆえの明確なデメリットも存在します。その筆頭が「打球したボールの質(球質)が軽くなりやすい」という物理的な弱点です。運動量保存の法則上、ラケットの総重量が軽いとインパクト時のエネルギーが小さくなり、相手のコートに深く突き刺さるような「ズッシリと重いドライブ」を打つのが難しくなります。特に現代のプラスチックボールは大きくて空気抵抗を受けやすいため、相手のラケットに当たった際に簡単にブロックで止められてしまったり、カウンターを食らいやすくなったりする可能性があります。
4-4. 【デメリット】後陣からの飛距離と威力不足の懸念
バーサルCHNは、前陣〜中陣でのスピーディーなプレーには抜群の適性を示しますが、台から遠く離れた後陣からの引き合いや、大きなスイングでのラリー戦になると、明確な飛距離と威力不足を感じる場面が出てきます。バルサ材はインパクトの初速は非常に速いものの、遠くまでボールを飛ばすような重厚で伸びのある球筋を生み出すのは得意ではありません。したがって、後陣に下がってロビングやフィッシュでしのぐプレースタイルではなく、常に台の近くに張り付き、早い打点で相手を振り回す積極的なポジショニングが強く求められます。
5. バーサルCHNに激しくおすすめする相性の良いラバー【裏ソフト編】
5-1. スピードと威力を補う「硬めのハイテンション系ラバー」
バーサルCHNの「球質が軽くなる」という最大のデメリットを打ち消すために最も有効なのが、スポンジ硬度が硬めのドイツ製または日本製のハイテンションラバーを合わせることです。VICTAS製品で言えば「V>15 Extra」や「V>20 Double Extra」などがこれに該当します。ラケット自体が非常に軽く、スイングスピードを最速まで引き上げられるため、硬いラバーを貼ってもインパクト時にしっかりとスポンジを食い込ませることができます。結果として、バルサ材の反発力と硬いラバーの威力が相乗効果を生み、鋭く重いパワードライブを前陣から連発することが可能になります。
5-2. 回転量を極限まで底上げする「粘着テンションラバー」
中国式ペンホルダーの醍醐味である「強烈な回転量」と「いやらしいクセ球」を求めるのであれば、粘着テンションラバーとの組み合わせが究極の選択肢となります。例えばVICTASの「トリプル ダブルエキストラ(TRIPLE Double Extra)」や、他社の代表的な強粘着ラバーなどです。一般的に粘着ラバーは重量が重いため敬遠されがちですが、約60gのバーサルCHNであれば両面に特厚を貼ってもスイングスピードが落ちません。粘着特有の沈み込むような軌道と強烈なスピンを、超軽量ラケットによる鋭いスイングで生み出せるのは、このラケットにしかできない特権です。
5-3. 裏面打法専用としての「軽量・軟らかめテンションラバー」
バック側(裏面)でのブロックの安定性や、チキータでのボールの持ち(食い込みの良さ)を最重視する場合は、スポンジ硬度が柔らかく、重量自体も軽いテンション系裏ソフトラバーをおすすめします。VICTASの「V>11 Extra」や「VENTUS Extra(またはVENTUS Stiff)」などが適しています。裏面での打球はフォアハンドに比べてスイングの力が弱くなりがちですが、柔らかいラバーを選ぶことでしっかりとボールを掴み、安定した弧線を描いて相手コートの深い位置に返球することができます。総重量をさらに極限まで軽く仕上げたい場合にも最適なチョイスです。
6. バーサルCHNに激しくおすすめする相性の良いラバー【表ソフト・粒高編】
6-1. 前陣でのスマッシュと弾きを活かす「回転系表ソフトラバー」
バーサルCHNの厚さ8.0mmという分厚いブレードは、表ソフトラバーのミート打ち(スマッシュ)と非常に高い親和性を持ちます。特に自らドライブで回転をかけつつ、チャンスボールは強烈に弾き飛ばしたい場合は「回転系表ソフトラバー」がベストマッチです。「VO>102」や伝統のある「スピンプップス(SPINPIPS)」シリーズと組み合わせることで、ドライブで相手を崩し、浮いた球をバルサ材の強烈な反発力を使って一撃で打ち抜くという、伝統的かつ強力なペン表速攻のスタイルを現代の卓球で展開できます。
6-2. ブロックと変化で相手を翻弄する「スピード系表ソフトラバー」
相手のドライブの威力を利用したカウンターや、ナックル性のブロックでボールに変化をつけたい場合は、直線的な軌道が出やすい「スピード系・変化系表ソフトラバー」との組み合わせが光ります。「VO>101」のようなラバーを貼ることで、バーサルCHNの球離れの速さがさらに際立ち、相手がラケットの角度を合わせる暇もないほどの超高速のナックルブロックや、鋭く突き刺さるプッシュが弾き出されます。前陣で相手の時間を奪い続けるショート主戦型のプレイヤーにとって、相手を幻惑する強烈な武器となります。
6-3. 異質攻守型に最適な「粒高ラバー」との凶悪な組み合わせ
中国式ペンホルダーの片面に裏ソフト、もう片面に粒高ラバーを貼る「異質反転型」や「前陣攻守型」のプレイヤーにも、バーサルCHNは素晴らしい性能を発揮します。「カール(CURL)」シリーズなどの粒高ラバーと合わせることで、驚異的な軽さによるラケットの「反転のしやすさ(クルクル回す動作の速さ)」が最大限に得られます。厚いバルサ材はブロック時に少しボールが飛んでしまう懸念がありますが、スポンジなし(OX)や極薄の粒高を選ぶことで、インパクトの瞬間にスッと力が抜けるいやらしいストップブロックが可能となり、相手の攻撃のリズムを完全に狂わせることができます。
7. バーサルCHNを使用したおすすめの戦術とプレースタイル
7-1. 前陣に張り付く高速ピッチの連続攻撃戦術
バーサルCHNのポテンシャルを最大限に活かすための基本戦術は、卓球台から一歩も下がらず、前陣での高速ピッチで相手の反応を上回るスタイルです。台から離れてしまうとラケットの飛距離不足が露呈するため、常に前寄りのポジションをキープし、ボールの上がりばな(ライジング)を捉えたコンパクトなスイングで連打を浴びせます。決定打を無理に一発で決めるというよりも、コースを左右に素早く突いて相手の体勢を崩し、3球目、5球目、7球目と連続して畳み掛けるテンポの速い展開を常に意識しましょう。
7-2. 裏面での台上技術(チキータ・台上ドライブ)の積極的活用
軽量であることを最大の武器とし、レシーブから積極的に裏面打法を用いて先手を取る戦術が非常に効果的です。相手の短いサーブに対して、手首を柔らかく使ってチキータを仕掛けたり、台上の少し浮いたボールを裏面で直接ドライブしたりする強気なプレーが容易になります。一般的な重いラケットだと手首が回りきらずにネットミスやオーバーミスをしがちですが、バーサルCHNならしっかりとラケットヘッドを回して強烈な横回転や上回転をかけることができ、レシーブの段階から常に主導権を握り続けることができます。
7-3. ブロックとカウンターを軸にした堅守速攻スタイル
自身からガンガン攻めるだけでなく、相手の強力な攻撃を巧みに利用する「ブロックと前陣カウンターを軸とした堅守速攻」にも見事に適応します。厚みのあるブレードは、当てるだけでも反発力によりスピードのあるボールを深く返球できます。相手のパワードライブに対して、一瞬でラケットの角度を合わせて厳しいコースを突く高速ブロックや、バウンド直後をシャープに叩き返す前陣カウンタードライブなど、相手の力を利用して倍返しにするような、トリッキーかつ堅実なプレースタイルを構築するのに最適です。
8. バーサルCHNのメンテナンスと取り扱いの注意点
8-1. バルサ材の脆さをカバーするためのサイドテープの必須性
バーサルCHNを長く大切に愛用する上で絶対に知っておくべき注意点が、芯材に使用されているバルサ材の脆さ(物理的な強度の低さ)です。超軽量である反面、木材自体が非常に柔らかく空洞が多いため、卓球台の角にラケットをぶつけたり、誤って床に落としたりすると、一般的な合板ラケットよりも簡単に欠けたり、深く割れたりしてしまいます。この弱点をカバーし寿命を延ばすために、ラケットの側面には必ず衝撃を吸収する「厚みとクッション性のあるサイドテープ」を貼り、物理的なダメージからブレードをしっかりと保護することを強く推奨します。
8-2. ラバーの貼り替え時に起きる「板剥がれ」の防止対策
もう一つの重要な注意点は、ラバーを貼り替える際に発生しやすい「板剥がれ」のトラブルです。バルサ材は表面の木材も比較的柔らかいため、接着剤の接着力が強すぎたり、古いラバーを勢いよく力任せに剥がしたりすると、ラケット表面の木材がラバーと一緒にベリッと剥がれ落ちてしまう危険性が非常に高いです。これを防ぐためには、ラケットを購入した直後(最初にラバーを貼る前)に、ブレード表面に薄く「ラケットコーティング剤(ラケットプロテクター)」を塗布しておくことが効果的です。また、ラバーを剥がす際は、斜め横方向に向かってゆっくりと慎重に剥がすよう心がけてください。
8-3. 保管方法と湿気対策の重要性
木材ラケット全般に言えることですが、特に空気を多く含むバルサ材を厚く使用しているバーサルCHNは湿度の変化による影響を非常に受けやすいというデリケートな特徴があります。空気中の湿気を吸い込むとラケットが重くなり、本来のシャープな弾みやクリアな打球感が失われてしまいます。練習後や試合後は、ラケットケース内にシリカゲルなどの乾燥剤(除湿剤)を一緒に入れて密閉して保管し、直射日光の当たる場所や夏場の車の中など、高温多湿になる過酷な環境に放置することは絶対に避けてください。適切な保管環境がラケットの性能を長期間維持する鍵となります。
9. 類似ラケットとの比較によるバーサルCHNの立ち位置
9-1. 他の軽量ペンホルダー(カーボン搭載ラケット)との違い
卓球市場には他にも「軽量」を謳うラケットは複数存在しますが、バーサルCHNの立ち位置は非常に特異です。例えば、カーボン素材を搭載した軽量ラケットは硬くて弾きが良い反面、球離れが早すぎてコントロールが難しいという欠点があります。一方、バーサルCHNは「木材のみ(カーボン非搭載)」でありながら極厚バルサ材の力でカーボンに匹敵するスピードを出しつつ、グリップ内蔵スポンジによる柔らかな球持ちを実現しています。単なる「軽いだけのラケット」ではなく、「圧倒的な軽さと攻撃的な威力を兼ね備えた異端児」として、唯一無二のポジションを確立しているのです。
9-2. スワットCHNなど王道合板ラケットとの比較
VICTASの超ベストセラーラケットである「スワットCHN(木材7枚合板、平均重量約85g)」や、一般的な王道5枚合板と比較すると、目指すべきプレースタイルの違いは明白になります。スワットCHNは、回転のかけやすさと台から下がった時の安定感、そしてボールの重さを重視する「オールラウンドなドライブ主戦型」向けです。対してバーサルCHNは、回転量の絶対値やボールの重さよりも、「スイングの限界突破の速さ、手首の操作性、前陣での速攻とスマッシュのキレ」に全振りしたピーキーな性能を持っています。自分のプレースタイルと筋力に合わせて、どちらが合っているかを明確に見極めることが用具選びの成功の秘訣です。
10. バーサルCHNで卓球の常識を覆す超速スイングを手に入れよう
10-1. ラケットの特徴と魅力のおさらい
本記事では、VICTASの攻撃用中国式ペンホルダー「バーサルCHN」について詳しく解説してきました。平均重量約60gという異次元の軽さ、8.0mm厚のバルサ材がもたらす高い反発力、そして裏面打法や前陣速攻との圧倒的な相性の良さがお分かりいただけたかと思います。ラケットの重量という物理的な制約を完全に撤廃することで、両面に特厚ラバーや粘着ラバーを貼るなど、用具選びの自由度を劇的に高めてくれる、まさに卓球プレイヤーの夢と理想を叶える魔法のような一本と言っても過言ではありません。
10-2. 新たなプレースタイルへの挑戦と期待
現在、手首や肩への負担を感じて痛みを抱えている方、どうしてもスイングが遅れて相手のボールに振り遅れてしまう方、そして裏面打法を本格的にマスターして新しい戦術を取り入れたいと考えている方は、ぜひ一度このバーサルCHNを手に取ってみてください。初めて握ってスイングした瞬間のその信じられない軽さは、あなたの卓球人生における「重量の常識」を鮮やかに覆すはずです。正しいラバー選びと適切な日々のメンテナンスを行い、バーサルCHNと共にさらなる高みを目指し、ライバルを圧倒する超速スイングを手に入れましょう。

