ラージボール卓球で「スマッシュの威力が足りない」「ラリー中の切り替えで振り遅れてしまう」と悩んでいませんか?プラスチックボールの導入以降、より一層のスピードとパワーが求められるようになり、用具選びに苦戦する方は少なくありません。そこでおすすめなのが、ニッタクのラージ用ラケット「ラージブラストP」です。極薄カーボンを搭載した軽量設計が、鋭い連続スマッシュと素早いラケットワークを実現します。角型ペンホルダーで攻撃力を劇的に高めたい方にはまさに必見のアイテム。本記事では、ラージブラストPの圧倒的な性能から、相性抜群のラバーまでを徹底解説します。今すぐチェックして勝利を掴みましょう!
1. ラージブラストPとは?基本スペックと概要
1-1. ニッタク(Nittaku)が誇るラージボール専用ラケット
「ラージブラストP」は、日本の卓球用品総合メーカーであるニッタク(Nittaku)が開発・販売しているラージボール専用の卓球ラケットです。ニッタクは長年にわたり日本の卓球界を牽引し、特にラージボール卓球の普及と発展に多大な貢献をしてきました。ラージボールは硬式卓球(40ミリボール)とは異なり、44ミリの大きく軽量なボールを使用するため、空気抵抗を受けやすくボールの威力が減衰しやすいという特徴があります。そのため、ラージボール専用に設計されたラケットを使用することが、勝利への第一歩となります。その中でも「ラージブラストP」は、現代のプラ球(プラスチックボール)環境において、選手が求めるスピードと操作性を高い次元で両立させた名作ラケットとして高く評価されています。
1-2. ラージブラストPの詳細なスペック仕様
ラージブラストPの具体的な仕様について解説します。まず、ブレード(打球面)の形状は「角型(162×132mm)」を採用した日本式のペンホルダーラケットです。グリップのサイズは「92×17mm」となっており、日本人の手にしっかりと馴染むオーソドックスな形状をしています。重量は「82±g」と、ペンホルダーラケットの中では非常に軽量な部類に入ります。合板の構成は「木材5枚+極薄カーボン2枚(アウタータイプ)」となっており、板厚は「6.7mm」とやや厚めに設計されています。この独自の設計により、スピード性能は「ミッドファースト(中〜高速)」、打球感は「ハード(硬め)」という特徴を持っています。裏面は色塗りがされていない水平ウッドとなっており、片面打ちの日本式ペンホルダー専用として洗練された無駄のないフォルムが魅力です。
1-3. 商品名に込められた「ブラスト」と「P」の意味
商品名である「ラージブラスト(LARGE BLAST)」の「ブラスト(Blast)」には、英語で「突風」や「爆発」「強烈な一撃」といった意味が含まれています。その名の通り、このラケットはラージボールにおいて相手のコートを打ち抜くような強烈なスマッシュを放つために設計されています。そして末尾の「P」は「ペンホルダー(Penhold)」を表しており、特に日本式ペンホルダーの角型であることを意味しています。ちなみに、姉妹品として角丸型(ブレードの先端が少し丸みを帯びている形状)を採用した「ラージブラストR」もラインナップされていますが、より遠心力を活かした一発の威力を求めるのであれば、本記事で解説する角型の「ラージブラストP」が圧倒的におすすめです。
2. ラージブラストPの圧倒的な3つの特徴
2-1. 軽量設計(82グラム)が生み出す抜群の振り切りやすさ
ラージブラストPの最大の特徴の一つが、その「圧倒的な軽さ」です。平均重量が82グラム(±g)に抑えられており、これは一般的な攻撃用ラケット(85g〜95g程度)と比較しても非常に軽量な部類に入ります。ラージボールはボールが大きく空気抵抗が強いため、プレイヤーは無意識のうちにフルスイングを連続してしまい、手首や腕への負担が大きくなりがちです。しかし、82グラムという軽量設計のラージブラストPであれば、試合の終盤になっても腕が疲労しにくく、常に鋭いスイングスピードを維持することができます。また、台上の細かい処理や、フォアとバックの切り替えし(ショートとスマッシュの移行など)においても、ラケットの重さに振り回されることなく、自分の意思通りにピタッとラケットを操作できるという絶大なメリットがあります。
2-2. 極薄カーボンと厚めの板厚による「スピード感」の実現
二つ目の特徴は、素材の絶妙な組み合わせによる「スピード感あふれる反発力」です。ラージブラストPは、5枚の木材合板に加えて、アウター(表面の木材のすぐ下)に極薄カーボンを2枚配置しています。一般的なカーボンラケットは弾みが良くなる一方で、「打球感が硬すぎてボールをコントロールできない」「球離れが早すぎて回転をかけにくい」といったデメリットが生じることがあります。しかし、ラージブラストPに搭載されているのは「極薄カーボン」です。これにより、カーボンの持つ高い反発力を維持しつつも、木材特有の「ボールを掴む感覚」を損なうことなく設計されています。さらに、6.7mmというやや厚めの板厚がラケット全体の剛性を高めており、ボールを打った際のエネルギーロスを防ぎ、前陣からでも後陣からでも初速の速いスピードボールを打ち出すことを可能にしています。
2-3. 小気味よいスマッシュと素早い切り替えを可能にする打球感
三つ目の特徴は、その「小気味よい打球感」です。メーカーのカタログスペックでも打球感は「ハード」と分類されていますが、これは決して「カンカンと響いて使いにくい硬さ」ではありません。インパクトの瞬間にボールを力強く弾き飛ばす、クリアで爽快な打球感を意味しています。ラージボールはゴムの性質上、ラケットにボールが食い込みすぎると威力が出にくくなる傾向がありますが、ラージブラストPのハードな打球感はボールを瞬時に弾き返すため、スマッシュの際に「バチッ!」という心地よい音とともに鋭い直線的な軌道を描きます。この爽快な弾きは、連続スマッシュを打つ際のリズムを作りやすくし、相手のブロックを強打で崩していく速攻型のプレースタイルに最高のフィーリングを提供してくれます。
3. ラージボール特有の性質とラージブラストPの相性
3-1. 44ミリプラスチックボール(プラ球)の物理的特性
ラージボール卓球で使用されるボールは、直径44ミリ、重量2.2〜2.4グラム(現在はプラ球化により2.4gに近いものが主流)です。硬式卓球の40ミリボールと比較してサイズが10%以上大きいため、飛行中の空気抵抗を強烈に受けます。このため、どんなに強く打っても相手のコートでボールが急激に減速し、沈み込むという物理的な特性を持っています。また、ボールが大きくて軽いため、強い回転をかけることが難しく、ラリーが続きやすいという特徴もあります。近年ではセルロイド素材からプラスチック素材(プラ球)への移行が完了し、以前よりも打球感が硬くなり、弾みも少し変わりました。この「減速しやすい」「回転がかかりにくい」というプラ球ラージボールの特性を克服するためには、プレイヤー自身の筋力だけでなく、ラケット自体がボールを前に強く押し出す「反発力」を持っていることが不可欠です。
3-2. スピードの減衰をカバーするラージブラストPの推進力
前述の通り、ラージボールは急激に減速してしまうため、硬式の感覚で打つとネットミスをしてしまったり、チャンスボールになってしまったりすることが多々あります。ここで活きてくるのが、ラージブラストPの「板厚6.7mm+極薄カーボン」という構成です。分厚い板厚はラケット全体の「しなり」を抑え、ボール衝突時のエネルギーロスを最小限に食い止めます。そこに極薄カーボンがバネのような働きを加えることで、空気抵抗に負けない強い推進力を持ったボールを生み出すのです。つまり、ラージブラストPは、ラージボール特有の「球速の減衰」をラケットの性能で強制的に補い、相手のコートの深い位置まで突き刺さるようなスピードボールを打つことができる、まさにラージボール専用の理にかなった設計となっています。
4. ペンホルダー(角型)を選ぶメリットとプレースタイル
4-1. 角型ブレードが生み出す圧倒的な「遠心力」と「破壊力」
ラージブラストPのブレード形状は「角型(かくがた)」です。日本式ペンホルダーには主に「角型」「角丸型」「丸型」の3種類が存在しますが、その中でも角型はブレードの長さが最も長く(ラージブラストPは162mm)、長方形に近い形をしています。この形状の最大のメリットは、ラケットの重心が先端(グリップから遠い位置)にあることです。物理学的なテコの原理により、重心が先端にあるほど、スイングした際の遠心力が最大化されます。つまり、同じ筋力でスイングしたとしても、角型ペンホルダーの方がインパクト時のラケットヘッドの走るスピードが格段に速くなり、結果としてスマッシュやドライブの破壊力が飛躍的に向上します。一撃必殺のスマッシュで得点を狙う攻撃型プレイヤーにとって、角型の恩恵は計り知れません。
4-2. 前中陣を縦横無尽に動くフットワーク重視のプレースタイルに最適
日本式の片面ペンホルダーは、バックハンド側の処理がシェークハンドに比べて難しいという構造上の弱点を持っています。そのため、ペンホルダーの選手はバック側に来たボールも、回り込んでフォアハンドで強打するという「フットワークを活かしたプレースタイル」が基本となります。ここで重要になるのがラケットの重量です。常に足を動かし、全身のバネを使って強力なフォアハンドを連発するためには、重いラケットではすぐに疲労してしまい、スイングスピードが落ちてしまいます。しかし、ラージブラストPはわずか82グラムという軽量設計です。回り込みの際のラケットの引き取りや、連打時のテイクバックが非常にスムーズに行えるため、持ち前のフットワークを阻害することなく、コートのどこからでもフルスイングで攻撃を仕掛けることが可能になります。
5. ラージブラストPの構造と素材を徹底解剖
5-1. 木材5枚合板がもたらす「球持ち」と「コントロール」
ラージブラストPのベースとなるのは、厳選された5枚の木材合板です。カーボンなどの特殊素材が入ったラケットであっても、最終的な打球感やコントロール性能を決定づけるのは、ベースとなる木材の品質と構成です。ラージブラストPは、ラージボールの大きく柔らかいボールをしっかりと捉えるために、緻密に計算された5枚の木材を組み合わせています。この木材の層があることで、インパクトの瞬間にボールが一瞬ラケットに「食い込む」感覚(球持ち)が生まれます。この一瞬の球持ちがあるからこそ、プレイヤーはボールをコントロールし、狙ったコースへ正確に打ち分けることができるのです。カーボン特有の弾きがありながらも暴走しないのは、この5枚合板のベースがしっかりと機能している証拠です。
5-2. アウターに配置された「極薄カーボン」の役割と恩恵
ラージブラストPの最大の特徴である「極薄カーボン」は、5枚合板の外側(表面の木材のすぐ下)に配置される「アウタータイプ」構造をとっています。アウタータイプのラケットは、ボールが直接特殊素材の反発力の影響を受けやすいため、インナータイプ(中心材のすぐ横に配置する構造)に比べて球離れが早く、スピードが出やすいという特徴があります。ラージボールにおいては、ボール自体の反発力が弱いため、このアウター構造による「弾きの良さ」が非常に有効に働きます。さらに、通常の厚さのカーボンではなく「極薄カーボン」を採用することで、硬くなりすぎず、木材のしなりを邪魔しない絶妙な打球感を実現しています。極薄カーボンは、まさに「スピード」と「使いやすさ」を両立させる魔法のスパイスと言えます。
5-3. 6.7mmという板厚がもたらすブロックとプッシュの安定感
攻撃力ばかりが注目されがちなラージブラストPですが、実は「6.7mmの板厚」は守備や台上技術においても大きなメリットをもたらします。板厚が薄いラケットはしなりやすいため回転はかけやすいですが、相手の強烈なスマッシュを受けた際にラケットが弾かれてしまい、ブロックがオーバーミスしやすくなります。しかし、6.7mmという厚みを持ったラージブラストPは、ラケット自体が非常に強固でブレがありません。相手の強打に対してもラケットの面を作って当てるだけで、分厚い壁のようにボールを跳ね返し、安定したブロックやショートを返すことができます。また、台上でのプッシュ(押し込む技術)においても、板厚の反発力を活かして、軽く押し出すだけで鋭く深く相手コートへ突き刺さるボールを打つことが可能です。
6. ラージブラストPにベストマッチ!おすすめラバー徹底解説
ラージボール卓球においては、ラケットとラバーの相性がパフォーマンスを劇的に左右します。ハードな打球感と高い反発力を持つ「ラージブラストP」の性能を最大限に引き出すために、プレースタイル別のおすすめラバー(すべてニッタク製)を徹底解説します。
6-1. スピードと威力を極限まで高めたい方へ:「ロイヤルラージ」
「ロイヤルラージ」は、ニッタクのラージ用ラバーの中でも最高峰のスピード性能を誇るテンション系表ソフトラバーです。トップ選手にも愛用者が多く、圧倒的なスピードと破壊力が持ち味です。このロイヤルラージをラージブラストPに組み合わせることで、「ラケットの反発力×ラバーのテンション効果」という相乗効果が生まれ、ラージボールとは思えないような弾丸スマッシュを放つことができます。ラケット自体が軽量であるため、特厚(MAX)のスポンジを貼っても振り抜くことができ、後陣からでも一発で抜き去る威力を発揮します。とにかく攻撃力で相手をねじ伏せたい、超攻撃型の速攻プレイヤーに最もおすすめの組み合わせです。
6-2. 回転力とラリーの安定性を重視したい方へ:「ジュエルラージ」
「ジュエルラージ」は、スピン性能とコントロール性能に特化したラージ用テンションラバーです。柔らかめのスポンジを採用しており、ボールが深く食い込むため、ラージボール特有の「滑り」を防ぎ、強烈なドライブ回転をかけることができます。ラージブラストPはラケット自体がハードで弾きが強いため、時に「直線的になりすぎてネットミスが増える」という悩みを持つ方もいます。そこにこのジュエルラージを合わせることで、ラケットの硬さをラバーの柔らかさで中和し、ボールに美しい弧線を描かせることが可能になります。スピードだけでなく、安定したドライブ連打でラリーの主導権を握りたい方、ボールの軌道を安定させたいプレイヤーに最適なセッティングです。
6-3. 攻守のバランスと多彩な技術を求める方へ:「モリスト44」
「モリスト44」は、硬式卓球で大ヒットした「モリストSP」のテンション技術をラージボールに応用した、非常にバランスの良い名作ラバーです。弾み、回転、ナックル(無回転)の出しやすさなど、あらゆる要素がハイレベルにまとまっています。ラージブラストPとの組み合わせでは、フォアハンドのスマッシュの威力はもちろんのこと、台上でのツッツキ(下回転)や、相手のボールを利用したカウンターブロックなど、多彩な技術をそつなくこなすことができます。特に、ブロック時に自然と変化(ナックル)が出やすいため、相手のミスを誘うプレーが得意な方や、攻守のバランスを高いレベルで維持したいオールラウンダーに強くおすすめします。
6-4. コントロール重視の初心者〜中級者へ:「スペシャリストスタート」
これからラージボールを始める方や、基本技術をしっかりと身につけたい中級者の方には「スペシャリストスタート」がおすすめです。テンションラバーのような暴発がなく、自分がスイングした分だけ素直に飛んでいくため、コントロール性能が極めて高いのが特徴です。ラージブラストPは軽量で初心者の腕にも優しいため、このスペシャリストスタートと組み合わせることで、「軽くて扱いやすく、狙ったところに確実に返球できる」という非常に安心感のあるラケットに仕上がります。まずはこの組み合わせでラージボールのラリーの楽しさと、的確にコートに入れるコントロール技術を磨き、ステップアップの段階でロイヤルラージなどのテンションラバーに移行していくのが王道のルートと言えるでしょう。
7. ラージブラストPを使うべきプレイヤーのプレースタイル
7-1. 前陣でのスマッシュ連打で圧倒する「ペン速攻型」
ラージブラストPの性能が最も輝くのは、卓球台に近い前陣(台から離れない位置)に張り付き、打点の早いスマッシュとショートで相手を圧倒する「前陣速攻型」のプレースタイルです。ラージボールは回転の影響が比較的少ないため、硬式以上にスマッシュを打つ機会が多くなります。ラケットの軽さと極薄カーボンの反発力を活かし、相手の甘いツッツキや少しでも浮いたボールに対して、コンパクトなスイングで容赦なく連続スマッシュを打ち込むプレイヤーにとって、これほど頼もしい武器はありません。切り返しの早さも抜群なため、ショートの攻防から一瞬の隙を突いてフォアの強打に結びつける展開が得意な方に最適です。
7-2. フットワークと連続攻撃を信条とする「フォア主戦型」
コートを縦横無尽に走り回り、とにかくフォアハンドで攻め抜くフットワーク重視のプレイヤーにもラージブラストPは強く推奨されます。82グラムという軽量ブレードは、左右への激しい動きの中でもラケットのブレを防ぎ、常に安定したテイクバックを可能にします。疲労が蓄積しやすい大会の後半戦や、フルセットの激闘においても、ラケットの重さに負けてスイングが崩れることがありません。「足で稼いでフォアで打つ」という日本式ペンホルダーの伝統的かつ美しいスタイルを貫きたいベテラン選手から、若くて体力のあるアグレッシブな選手まで、幅広い世代のフォア主戦型のパフォーマンスを引き上げてくれます。
7-3. 硬式卓球からラージボールへの移行を考えている経験者
長年、硬式卓球(40ミリ)でペンホルダーを使用してきて、これからラージボールの大会にも出場してみようと考えている方にも、ラージブラストPはうってつけです。硬式からラージに移行した際、最も戸惑うのが「ボールが飛ばない」「失速する」という感覚の違いです。硬式用の木材ラケットをそのままラージで使うと、想像以上にボールが飛ばず、力みすぎてフォームを崩してしまう原因になります。しかし、ラージブラストPはラージボールの減速をカバーする十分な反発力(極薄カーボン+6.7mm板厚)を持っているため、硬式の時と同じようなスイング感覚でボールを深く飛ばすことができます。移行期の違和感を最小限に抑え、スムーズにラージボール特有の戦術に適応するための強力なサポートアイテムとなるでしょう。
8. ラージブラストPのメリット・デメリットと注意点
8-1. メリット:とにかく振り遅れない機動力の高さ
繰り返しになりますが、ラージブラストPの最大のメリットは「機動力の高さとスイングの鋭さ」です。重量が軽いため、台上でのフリック(払い)や流し打ちといった細かいラケットワークが非常にやりやすく、相手の意表を突くコース取りが容易になります。また、相手の強打に対する咄嗟のブロックやカウンターにおいても、ラケットを素早く顔の前や体の横に持っていくことができるため、「振り遅れてミスをする」というリスクを大幅に減らすことができます。この圧倒的な操作性は、ラリーの主導権を握り続ける上で絶大なアドバンテージとなります。
8-2. デメリット:ハードな打球感による「球離れの早さ」への対策
一方で、知っておくべきデメリットや注意点も存在します。極薄カーボンと6.7mmの板厚がもたらす「ハードな打球感」は、見方を変えれば「球離れが早すぎる」と感じるプレイヤーもいるかもしれません。特に、ボールにしっかりと回転をかけて弧線を描くドライブを多用したい場合、インパクトの瞬間にボールが早くラケットから離れてしまい、ネットに直撃するミス(ネットミス)が出やすくなる可能性があります。このデメリットを解消するためには、前述した「ジュエルラージ」のような柔らかく球持ちの良いラバーを選択するか、あるいはスイングの軌道を少し上方向(アッパー気味)に修正し、ボールを擦り上げるのではなく「厚く当てて前に押し出す」ようなラージボール特有のフラットな打ち方を意識することが重要です。
9. 日本式ペンホルダー「ラージブラストP」のグリップ調整と手入れ
9-1. 角型ペンの命!自分に合ったグリップ(コルク)の削り方
日本式のペンホルダーラケットは、購入したそのままの状態で使用するのではなく、自分の手の形や握り方に合わせてグリップのコルク部分を削って調整するのが基本です。ラージブラストPのグリップも同様に、紙ヤスリ(サンドペーパー)などを用いて慎重に削っていきます。フォアハンドを強く打ちたい場合は、人差し指が引っかかる部分を少し深めに削り、ラケット面が自然と前傾するように調整します。逆にショートやブロックの安定性を重視する場合は、削りすぎず、親指と人差し指がしっかりとコルクを挟み込めるような厚みを残すのがコツです。一度削ってしまったコルクは元に戻せないため、少し削っては素振りをし、実際にボールを打って感触を確かめるという作業を繰り返し、世界に一つだけの「自分の手に完璧にフィットするラケット」を作り上げてください。
9-2. ラケットの寿命を延ばす正しいメンテナンスと保管方法
ラージブラストPの性能を長く維持するためには、日々のメンテナンスが欠かせません。練習や試合の後は、必ずラバー専用のクリーナーで表面の汚れ(ホコリや汗など)を丁寧に拭き取り、保護フィルムを貼って酸化を防ぎましょう。また、ラケット本体(木材部分)の保護も重要です。角型ペンホルダーは重心が先端にあるため、スマッシュの際に誤って卓球台にラケットをぶつけてしまう(台パン)リスクが比較的高いです。ラージブラストPは6.7mmというしっかりとした板厚を持っていますが、木材と極薄カーボンの層が剥離(割れ)してしまうのを防ぐために、ブレードの側面に厚めのサイドテープ(エッジテープ)を貼ることを強く推奨します。さらに、保管時は湿気や直射日光を避け、専用のラケットケースに乾燥剤と一緒に入れておくことで、木材の変形やラバーの劣化を防ぐことができます。
10. ラージブラストPのパフォーマンスを引き出す練習メニュー
10-1. 連続スマッシュの精度とスタミナを高める「多球練習」
ラージブラストPの「軽量で連打しやすい」という強みを試合で活かすためには、動いた状態での連続スマッシュを体に染み込ませる多球練習が極めて効果的です。指導者や練習パートナーに、フォア側とミドル(体の中心)に交互にボールを送ってもらい、それをフットワークを使って全てフォアハンドのスマッシュで打ち返す練習を1セット30球〜50球で行います。この際、ただ力任せに打つのではなく、ラージブラストPの反発力を信じて、コンパクトなバックスイングから「打点の早さ」と「インパクトの瞬間のラケットの弾き」を意識することがポイントです。軽量なラケットだからこそできる高速の連続攻撃を習得すれば、試合で相手に反撃の隙を与えない圧倒的な攻撃力を手に入れることができます。
10-2. 切り返しとショートの威力を強化する「システム練習」
ペンホルダーの生命線であるフォアとバックの切り返しをスムーズにするためのシステム練習も欠かせません。「バック側にショート(またはプッシュ)を2本、フォア側にスマッシュを1本」といった規則的なコース指定の練習(いわゆるファルケンベリ・フットワークの変形など)を取り入れましょう。ラージブラストPは6.7mmの板厚があるため、バック側でのショートやプッシュが非常に安定し、威力も出ます。相手の強打をブロックする際も、ただ当てるだけでなく、ラケットの反発力を活かして「コースを突いて弾き返す(カウンターブロック)」ことを意識して練習します。守りから一転してチャンスを作り、軽量さを活かして瞬時にフォアハンドへ回り込んで決定打を放つ。この一連の流れるような動きをマスターすることで、ラージブラストPのポテンシャルを120%引き出すことができるでしょう。
11. 試合で勝つためのラージブラストP戦術論
11-1. サービスからの3球目攻撃で先手を取る
ラージブラストPを使用した試合において、最も重要になるのが「サービスからの3球目攻撃」です。ラージボールは回転で相手を崩すのが難しいため、サービスのコースとスピード(長短のコントロール)で相手のレシーブを限定させることがカギとなります。短い下回転サービスやナックルサービスを出し、相手が台上でツッツキ(下回転の返球)をしてきたところを、ラージブラストPの反発力を活かして一気にスマッシュやスピードドライブで打ち抜きます。ハードな打球感のおかげで、ボールの頂点を捉えてフラットに叩き落とすようなスマッシュが非常に打ちやすいため、甘く浮いたレシーブは絶対に逃さず、3球目でラリーを終わらせるという強い気持ちで戦うことが勝利への近道です。
11-2. 台上での「弾き」を活かした積極的なレシーブ戦術
相手のサービスに対するレシーブ(2球目)においても、ラージブラストPの性能を活かした戦術が有効です。ただ無難にツッツキで返すのではなく、ラケットの軽量さと操作性の高さを活かして、早い打点でのフリック(払い)や、板厚を利用した鋭いプッシュを積極的に仕掛けていきましょう。相手の短いサービスに対して、足をしっかりと台の下に入れ、コンパクトなスイングでボールを弾き出します。極薄カーボンの反発力により、小さなスイングでも十分なスピードが出るため、相手に3球目攻撃をさせず、逆にレシーブから主導権を奪い取ることができます。常に「先手必勝」を意識したアグレッシブなプレーが、このラケットには最も似合います。
12. ラージブラストPでワンランク上のラージボール卓球を
ニッタクの「ラージブラストP」は、ただ軽いだけのラケットではありません。「82グラムという軽量設計」「極薄カーボンと6.7mmの板厚が生み出すスピード」「角型ペンホルダーならではの破壊力」これら全ての要素が、ラージボールで勝つため、そして強烈なスマッシュで相手を打ち抜くために緻密に計算され、融合した傑作ラケットです。
プラ球時代に突入し、ラージボール卓球はかつてないほど「スピードとパワー」が求められる競技へと進化しています。「最近、スマッシュが決まらなくなった」「ラリーの切り返しでどうしてもラケットが重く感じる」といった悩みを抱えている方は、ぜひこのラージブラストPを手に取ってみてください。自分に合ったラバー(ロイヤルラージやジュエルラージなど)を組み合わせることで、あなたのプレースタイルはさらに洗練され、今まで届かなかったワンランク上のステージへと駆け上がることができるはずです。
用具の進化は、技術の進化を強力に後押ししてくれます。軽量かつ爆発的なスピードを秘めた「ラージブラストP」とともに、コート上で自分だけの爽快なスマッシュを響かせ、ライバルたちに圧倒的な差をつける勝利を掴み取りましょう!

