中国式ペンでなかなか安定したドライブや裏面打法ができず、しっくりくるラケットに出会えていないと悩んでいませんか?打球感が硬すぎてコントロールが難しかったり、弾みが足りずに威力が出なかったりと、用具選びは本当に難しいですよね。そんなあなたに朗報です。極上の打球感と安定性を両立した「アコースティックC」がその悩みを解決します。弦楽器製法で作られたこの名作は、どんな技術も心地よく奏でてくれます。本記事では、アコースティックCの魅力から相性抜群のラバーまで詳しく徹底解説します。今すぐ読んで、あなたも理想のプレーと勝利を手に入れましょう!
1. アコースティックCとは?基本スペックと概要
1-1. アコースティックCの基本スペック
ニッタク(Nittaku)から発売されている「アコースティックC」は、多くの卓球プレーヤーから高く評価されている名作ラケットです。まずはその基本的なスペックについて詳しく見ていきましょう。 品番は「NE-6661」となっており、価格は22,000円(税抜20,000円)に設定されています。カテゴリとしては「ペンホルダー」に属し、プレースタイルとしては「攻撃用」に分類されます。 合板構成は「木材5枚」で、ニッタク独自の「弦楽器製法」が採用されています。ブレードのサイズは「丸 161×151mm」、グリップは「中国式 82×24mm」となっており、日本人の手にもしっかりと馴染む設計です。重量は「84±g」と、中国式ペンとしては比較的軽量から標準的な重さに収まっています。 スピード性能は「ミッド」、板厚は「5.7mm」、打球感は「ミドル」と表記されており、原産国は高品質な「日本」です。全体として、非常にバランスの取れた設計となっており、木材本来の良さを最大限に引き出したラケットと言えます。
1-2. 弦楽器製法とは?極上の打球感を生む秘密
アコースティックCの最大の特徴は、その名の通り「弦楽器製法」で作られている点です。弦楽器製法とは、バイオリンやギターなどの弦楽器を作る際に用いられる接着技術や素材の扱いを、卓球のラケット製造に応用したニッタク独自の高度な製法を指します。通常のラケット作りで使用される一般的な接着剤とは異なり、木材の奥深くまで浸透する特殊な接着剤を使用し、時間と手間をかけて丁寧にプレスされます。 これにより、木材本来の弾力性やしなりを損なうことなく、ラケット全体が一体となって美しく響くような極上の打球感を実現しています。ボールを打った瞬間に、手元にクリアな振動が伝わり、「いま自分がどのようにボールを捉え、どの程度の力を加えたか」という情報が非常に正確にフィードバックされます。この繊細かつ鮮明な感覚こそが、プレーヤーに圧倒的な安心感をもたらし、試合の緊張した場面でも思い通りのコントロールを可能にする最大の秘密なのです。木材の細胞を壊さないように配慮されたこの製法は、一般的な5枚合板とは一線を画すプレミアムな仕上がりとなっています。
1-3. 幅広い層から愛される理由
アコースティックCは、幅広い層から人気の中国式ペンとして長年愛され続けています。初心者からトッププロまで、プレースタイルや技術レベルを問わず多くの愛用者が存在するには、明確な理由があります。 第一に挙げられるのは、木材5枚合板ならではの圧倒的な「球持ちの良さ」です。ボールがラケットに当たった瞬間、一瞬だけブレードがしなってボールを深く食い込ませる感覚があるため、非常に回転をかけやすく、オーバーミスのリスクを大幅に減らすことができます。第二に、カーボンなどの特殊素材が入っていないため、自分のスイングスピードやインパクトの強さがそのままボールの威力や回転量に直結するという「素直さ」があります。これにより、自分の技術の向上をダイレクトに実感しやすく、正しいフォームやインパクト感覚を身につけたい中級者にとっても最適なラケットとなっているのです。 価格設定はハイエンドモデルに位置づけられますが、その性能の高さ、品質のばらつきの少なさ、そして何よりも「一度使うと他のラケットには戻れなくなる」と言われるほどの打球感の良さが、多くのリピーターを生み出し続けている最大の理由と言えるでしょう。
2. アコースティックCの3つの大きな特徴と魅力
2-1. 安定感抜群のドライブ性能
アコースティックCを使用することで得られる最大のメリットの一つが、どんな体勢からでも安定したドライブが打てることです。安定したドライブが心地よい打球感を奏でます。板厚が5.7mmとやや薄めに設計されているため、強いインパクトをした際にラケット全体が適度にしなり、ボールをしっかりと掴んで離さない「球持ちの良さ」が際立ちます。 この絶妙なしなりのおかげで、下回転に対するループドライブのような回転量重視の技術が非常にやりやすくなっています。ボールが山なりの弧線を描いて相手コートの深い位置に急降下して沈み込むため、相手にとってブロックしづらい重く質の高いドライブを放つことができます。また、スピードドライブを打つ際にも、インパクトの瞬間にしっかりと回転をかけられるため、弾道が直線的になりすぎてネットミスやオーバーミスをするリスクを激減させることができます。連続攻撃への対応力も非常に高く、ラリー戦で粘り強く優位に立ちたい選手にとって、このドライブの安定感は試合を有利に進めるための強力な武器となります。
2-2. 鉄壁のブロックと繊細な台上技術
攻撃面での優位性だけでなく、守備や台上での繊細なプレーにおいてもアコースティックCはその真価を遺憾なく発揮します。ブロック時の安定感が心地よい打球感とともに実感できるのも、このラケットの大きな魅力です。 相手の強烈なドライブやスマッシュを受けた際、硬い特殊素材ラケットのようにボールが勝手に弾き出されてコントロールを失ってしまうことがなく、木材の柔らかさが相手のボールの威力をうまく吸収してくれます。これにより、狙ったコースへ正確にブロックを返球したり、あえて相手のタイミングを外すようなナックルブロックやサイドスピンブロックといった、テクニカルでいやらしい守備が非常に容易になります。 さらに、ストップやツッツキといった台上技術でも、球離れが遅いため、長短のコントロールや回転量の調節が思いのままに行えます。相手のサーブの回転をしっかりと読み取り、自分の意志で回転を上書きしてレシーブすることができるため、台上での主導権を握りやすくなります。フリックや流しといった攻撃的な台上技術も、ボールを掴む感覚があるため、ミスを恐れずに思い切り振り抜くことが可能です。
2-3. 裏面打法(RPB)との圧倒的な相性の良さ
中国式ペンホルダーの最大の醍醐味であり、現代卓球において必須とも言える技術が、ラケットの裏側を使ってバックハンドを打つ「裏面打法(Reverse Penhold Backhand)」です。アコースティックCは、この裏面打法との相性が極めて高く、圧倒的なパフォーマンスを発揮することで知られています。公式の製品紹介でも「裏面打法が心地よい打球感を奏でる」と明記されているほどです。 裏面打法は手首を内側に深く曲げてスイングするため、ラケットの重量や重心バランス、そして「ボールを掴む感覚」が非常に重要になります。アコースティックCの平均重量は84±gと比較的軽く設計されているため、両面にラバーを貼っても極端に重くなりすぎず、連続してスイングしても手首への負担を最小限に抑えることができます。 また、裏面でのチキータやバックドライブの際にも、ラケットのしなりを最大限に活かして強烈な横回転や上回転をかけることができます。カーボンラケットでは球離れが早すぎて裏面のコントロールが難しいと感じている選手でも、アコースティックCの適度な弾みと深い球持ちがあれば、裏面打法特有の鋭いカーブを描く弾道を簡単に生み出し、相手を翻弄することができるでしょう。
3. アコースティックCはどんなプレースタイルにおすすめ?
3-1. 両ハンドドライブでラリーを支配したい選手
アコースティックCは、両ハンドで積極的にドライブを打ち合い、ラリー戦を支配したい選手に強くおすすめできます。フォアハンド、バックハンド(裏面打法)の両方で高い安定感を誇るため、ラリーが長引いた際にもミスを恐れずに強気で攻め続けることができます。 一発の破壊力や絶対的なスピードで勝負するよりも、コースの打ち分け、回転量の変化、そして連続攻撃の「質と量」で相手にプレッシャーをかけていくスタイルに最適です。特に、中陣からでもボールがしっかりと弧線を描いて飛んでいくため、下がってからの引き合いでも十分に戦うことができます。打球感がクリアであるため、ラリー中の微妙な力加減の調整がしやすく、相手のブロックを崩すための緻密な配球が可能になります。
3-2. 前陣での速攻と安定感を求める選手
前陣での速攻と、多様な技術による安定感を求めるプレースタイルにもアコースティックCは非常に適しています。台上での細かな技術(ストップ、ツッツキ、フリック)がやりやすいため、レシーブから先手を取りやすく、前陣での早い打点で相手を振り回す卓球が可能です。 球離れが遅いことを活かして、相手の強打を前陣でブロックでいなしたり、カウンタードライブで切り返したりするプレーにおいて、圧倒的なコントロール性能を発揮します。台上技術で優位に立ち、甘く浮いたボールを確実にドライブやスマッシュで決めるという、ミスの少ない堅実かつ攻撃的な卓球を目指す選手にとって、これ以上ないほど頼もしい相棒となってくれるはずです。
3-3. 裏面打法をこれから習得したい、または上達したい選手
これから裏面打法を習得したいと考えている初心者から、裏面打法の精度や威力をさらに向上させたいと考えている中級・上級者まで、裏面打法の技術向上を目指す全ての選手にアコースティックCはおすすめです。 前述の通り、裏面打法においては「ラケットがボールを掴む感覚」が技術習得の鍵となります。アコースティックCは、手首の返しだけでボールに強い回転をかける感覚を非常に掴みやすいため、裏面ドライブやチキータの基本フォームを固めるのに最適です。また、重量が軽めであることから、スイングスピードを上げやすく、結果として質の高い裏面打法を身につける近道となります。裏面打法に苦手意識を持っている方でも、このラケットを使えば自信を持って振ることができるようになるでしょう。
4. アコースティックCのメリットとデメリット
4-1. アコースティックCを使用するメリット
アコースティックCを使用する最大のメリットは、何と言っても「コントロール性能の高さ」と「圧倒的なフィーリングの良さ」に尽きます。自分のイメージした弾道、回転量、コースに対して、ラケットが非常に忠実に反応してくれます。これは、試合の緊張した場面で「台に収まる」という絶大な安心感を生み出し、プレッシャーのかかる状況でも普段通りのスイングができるという大きな精神的アドバンテージをもたらします。 また、どんなラバーとも合わせやすいという汎用性の高さも大きなメリットです。硬いスピン系テンションラバーから、粘着ラバー、さらには表ソフトラバーまで、組み合わせるラバーの個性を消すことなく、木材の良さがしっかりと下支えしてくれます。自分の技術レベルや好みに合わせて用具をカスタマイズしていく楽しみも味わえるラケットです。
4-2. アコースティックCを使用する際の注意点(デメリット)
一方で、アコースティックCを使用する際の注意点やデメリットもいくつか存在します。最もよく挙げられるのは、「絶対的なスピードや一発の破壊力に欠ける」という点です。カーボンなどの特殊素材が搭載された高反発なラケットと比較すると、スピード性能は「ミッド」にとどまるため、ボールの初速や弾みは劣ります。そのため、一撃必殺のスマッシュやスピードドライブで打ち抜くスタイルを理想とする選手には、物足りなさを感じる可能性があります。 また、板厚が薄くしなるため、強烈な打球を打つ際には自分のスイングの力が要求されます。ラケットの反発力だけに頼ることができないため、しっかりとしたフォームで全身を使って打球する基礎技術が求められます。体勢が崩れた状態で手打ちになってしまうと、質の低いボールになりやすいという厳しさも併せ持っています。
4-3. 弾み不足を感じた場合の解決策
もしアコースティックCを使用していて「もう少しスピードや弾みが欲しい」と感じた場合は、組み合わせるラバーで調整することを強くおすすめします。ラケット自体が回転をかけやすくコントロールに優れているため、あえて反発力の非常に高い最新のテンションラバーや、スポンジの硬いラバーを合わせることで、弱点であるスピード不足を見事に補うことができます。 ラケットの球持ちの良さが、硬いラバーの球離れの早さを中和してくれるため、硬いラバーを貼ってもコントロールが暴走しにくくなります。「ラケットで安定感を確保し、ラバーで威力を補う」という用具選びの王道の方程式を、高いレベルで実現できるのがアコースティックCの懐の深さです。
5. アコースティックCに合うおすすめのラバー(フォア面)
5-1. ファスタークG-1(ニッタク)との組み合わせ
アコースティックCの性能を最大限に引き出すフォア面のラバーとして、公式の関連製品としても挙げられている「ファスタークG-1(ニッタク)」との組み合わせは、まさに王道中の王道と言えます。ファスタークG-1は、高いスピン性能とスピードを両立した大人気のテンションラバーですが、スポンジが硬めで球離れがやや早いという特徴があります。 ここにアコースティックCの「球持ちの良さ」が合わさることで、インパクトの瞬間にボールがしっかりとラバーと木材に食い込み、強烈なスピンと安定した弧線を生み出しながら、G-1特有の高いスピードでボールが飛んでいくという理想的なバランスが完成します。ドライブの威力と安定感を極限まで高めたい選手にとって、間違いなく最強の組み合わせの一つです。
5-2. ハモンドZ2(ニッタク)との組み合わせ
より高い反発力と最新の威力を求める選手には、同じくニッタクの関連製品として紹介されている「ハモンドZ2(ニッタク)」との組み合わせがおすすめです。ハモンドZ2は、ニッタクの最新技術が詰め込まれたハイエンドラバーであり、シートの強さとスポンジの反発力が非常に高いレベルで融合しています。 アコースティックCのやや抑えめな弾みを、ハモンドZ2の圧倒的な反発力がカバーしてくれるため、後陣からでも引き負けないパワフルなドライブが可能になります。また、ラケットのしなりがZ2の硬さを程よく和らげてくれるため、台上技術やブロックなどの細かい技術も疎かになりません。現代卓球の高速ラリーに対応しつつ、威力で相手を圧倒したいパワーヒッターに最適なセッティングです。
5-3. キョウヒョウプロ3ターボオレンジ(ニッタク)との組み合わせ
アコースティックCは、中国製に代表される「キョウヒョウプロ3ターボオレンジ(ニッタク)」などの粘着ラバーとも非常に良好な相性を誇ります。木材5枚合板と粘着ラバーの組み合わせは、古くから中国のトップ選手が愛用してきた伝統的かつ強力なセッティングです。 粘着ラバー特有のシートの引っ掛かりの強さと、アコースティックCの深い球持ちが合わさることで、他に類を見ないほどの超ド級の回転量を生み出すことができます。サーブの切れ味や、ツッツキの鋭さ、そしてバウンド後に急激に沈んだり伸びたりするクセのあるドライブは、相手にとって脅威以外の何物でもありません。粘着ラバーの扱いに慣れている方や、回転量で勝負したいテクニシャンに強くおすすめしたい組み合わせです。
6. アコースティックCに合うおすすめのラバー(バック・裏面)
6-1. ファスタークC-1(ニッタク)との組み合わせ
バック面や裏面打法用のラバーとして最もおすすめしたいのが、公式にも関連製品として挙げられている「ファスタークC-1(ニッタク)」との組み合わせです。ファスタークC-1は、G-1のシートに柔らかめのスポンジを組み合わせたラバーで、安定感とコントロール性能に特化しています。 裏面打法はフォアハンドに比べてスイングスピードが出にくく、インパクトが弱くなりがちです。しかし、C-1の柔らかいスポンジとアコースティックCのしなりが合わさることで、軽い力でもしっかりとボールが食い込み、オートマチックに安定した弧線を描いてくれます。裏面でのブロックやチキータ、バックドライブなど、あらゆる裏面技術のミスを減らし、安定感を飛躍的に向上させてくれる鉄板のセッティングです。
6-2. モリストSP(ニッタク)などの表ソフトとの相性
アコースティックCのバック面には、公式の関連製品でもある「モリストSP(ニッタク)」のような表ソフトラバーを合わせるのも非常に効果的です。モリストSPは、テンション系の表ソフトラバーとしてスピードとナックル性のボールが出やすい特徴があります。 アコースティックCは木材のしなりがあるため、表ソフトを貼るとボールを弾きすぎるリスクを抑え、しっかりとコントロールしながらミート打ちやブロックをすることができます。フォア面で裏ソフトの回転を活かし、バック面の表ソフトで相手の回転を無効化したり、スピードのあるナックルボールで相手を揺さぶったりする「異質速攻スタイル」を目指す選手にとって、攻守のバランスが絶妙なラケットとして機能します。
6-3. 柔らかめのテンションラバーとの組み合わせ
裏面打法を多用する選手にとって、ラケット全体の総重量はパフォーマンスに直結する重要な要素です。アコースティックC自体は84±g程度と標準的な重さですが、両面に特厚の重いラバーを貼ると振り遅れの原因になります。 そのため、バック面には「ロゼナ(バタフライ)」や「フライアットスピン(ニッタク)」などの、軽量で柔らかめのテンションラバーを組み合わせるのも一つの有効な手段です。総重量を軽く抑えることで、手首の可動域が広がり、裏面での台上技術(チキータやフリック)が非常にやりやすくなります。また、柔らかいラバーは打球音も高く、アコースティックCの「弦楽器製法」による心地よい響きをさらに強調してくれるという副次的なメリットもあります。
7. 特殊素材ラケットとの比較(アコースティックCの立ち位置)
7-1. 通常の5枚合板ラケットとの違い
数ある卓球ラケットの中で、アコースティックCがどのような立ち位置にいるのか、他のラケットと比較してみましょう。まず、一般的な安価な5枚合板ラケットとの違いです。 初心者がよく使用する入門用の5枚合板ラケットと比較すると、アコースティックCは弦楽器製法に由来する「木材の質の高さ」と「接着の均一性」が圧倒的に優れています。入門用ラケットはスイートスポット(芯)が狭く、打球感がぼやけがちですが、アコースティックCは面全体で均一な反発を持ち、非常にクリアな打球感が得られます。そのため、入門用ラケットからステップアップしたい中級者が使用すると、自分の技術が急に上手くなったかのような錯覚を覚えるほど、ボールの質がワンランクアップします。
7-2. インナーカーボンとの比較
次に、近年非常に人気が高まっている「インナーカーボンラケット」との比較です。インナーカーボンは木材の奥に薄いカーボンを配置し、木材の球持ちとカーボンの反発力を両立させたラケットです。 インナーカーボンと比較すると、アコースティックC(純木材5枚合板)は、やはり「球持ちの長さ」と「微細な感覚の伝わりやすさ」で勝ります。インナーカーボンは強く打った時にカーボンの硬さが出て直線的に飛びやすくなりますが、アコースティックCはどれだけ強く打っても木材特有の弧線を維持してくれます。絶対的なスピードや後陣からの威力を求めるならインナーカーボンに軍配が上がりますが、台上の繊細なタッチや、どんなボールでも台に収める絶対的な安心感を優先するなら、アコースティックCが圧倒的に優位です。
7-3. アウターカーボンとの比較
最後に、威力を重視するトップ選手に多い「アウターカーボンラケット」との比較です。アウターカーボンは表面の木材のすぐ下にカーボンが配置されており、非常に高い反発力と直線的な弾道が特徴です。 アコースティックCとアウターカーボンは、完全に対極に位置するラケットと言えます。アウターカーボンは「ラケットの性能でボールを飛ばす」感覚ですが、アコースティックCは「自分の技術と力でボールを運ぶ」感覚です。アウターカーボンでオーバーミスやネットミスに悩んでいる選手がアコースティックCに変更すると、嘘のようにミスが減り、卓球の組み立てが安定することが多々あります。プレースタイルや技術レベルに応じて、自分の求める要素が「スピード」なのか「コントロール」なのかを見極めることが重要です。
8. 実戦でアコースティックCを活かすための戦術指南
8-1. サービスからの3球目攻撃
ここからは、アコースティックCを実際の試合でどう活かすか、具体的な戦術を解説します。まずは「サービスからの3球目攻撃での優位性」です。 アコースティックCは指先の微細な感覚が伝わりやすいため、サービスの回転量や長短のコントロールが非常に正確に行えます。相手のレシーブを限定させるような質の高いサービスを出しやすくなります。そして、相手から返ってきたボールに対して、ラケットのしなりを活かしたループドライブや、コースを突いたスピードドライブで確実に3球目攻撃を仕掛けることができます。一発で抜き去るのではなく、「質の高いボールを確実に厳しいコースへ打ち、次で決める」という手堅い戦術が、アコースティックCの持ち味を最も活かす戦い方です。
8-2. レシーブからの展開(チキータと台上技術)
現代卓球において勝敗を大きく分けるのが「レシーブからの展開(チキータとストップ)」です。この点においてもアコースティックCは非常に優秀です。 相手の短いサービスに対して、球持ちの良さを活かして強烈な回転をかける裏面チキータは、このラケットの代名詞とも言える武器になります。ボールをしっかりと掴むため、多少タイミングが遅れても無理やり回転をかけて相手コートの深い位置へねじ込むことができます。逆に、相手がチキータを警戒して待っている場合は、ピタッと止まる短いストップを混ぜることで相手の足を止め、レシーブから一気に主導権を握り、ラリー戦を有利に展開することが可能になります。
8-3. ラリー戦でのブロックとカウンター
ラリー戦が長引いた場合の「ブロックと緩急を使った戦い方」も、アコースティックCの独壇場です。相手の連続攻撃に対して、ただ当てるだけのブロックではなく、コースを散らしたり、回転をかけて返したりと、能動的な守備が可能です。 相手の強打を柔らかく吸収してショートストップのように前に落とす「ナックルブロック」や、サイドスピンをかけて台から逃げるように曲がるブロックなど、ラケットのコントロール性能の高さをフルに活用した変化で相手を翻弄しましょう。自分からはミスの少ない安定したドライブで攻め続け、相手が焦って打ってきたボールを巧みなブロックでさばく。これこそが、アコースティックCを使用する選手が目指すべき理想的なラリーの形です。
9. アコースティックCを長く愛用するためのお手入れ方法
9-1. 練習後の基本的なメンテナンス
アコースティックCの極上の打球感を長く維持するためには、日々のメンテナンスが欠かせません。まずは「練習後の基本的なメンテナンスとクリーニング」です。 練習が終わったら、必ず専用のラバークリーナーを使用して、ラバー表面のホコリや汗、皮脂などの汚れを丁寧に拭き取りましょう。汚れを放置するとラバーの劣化が早まり、アコースティックCの最大の武器であるスピン性能が低下してしまいます。クリーナーで拭いた後は、ラバー保護用のフィルム(吸着シートなど)を空気が入らないようにしっかりと貼り付け、酸化や乾燥からラバーを守ることが重要です。ラバーの性能を維持することが、結果的にラケットの性能を最大限に引き出すことに繋がります。
9-2. ラバーを貼り替える際の注意点
木材5枚合板のラケットを使用する上で特に注意しなければならないのが、「ラバーを貼り替える際の木材剥がれ(板剥がれ)の防止策」です。アコースティックCの表面は美しく仕上げられていますが、強力な水溶性接着剤を使用し、頻繁にラバーを貼り替える場合、木材の表面がラバーと一緒に剥がれてしまうリスクがあります。 これを防ぐために、ラケットを新調した際や、必要に応じて、表面に薄く「ラケットコーティング剤」を塗布することをおすすめします。ただし、厚塗りしすぎると打球感が硬くなってしまい、弦楽器製法の良さが半減してしまうため、ごく薄く均一に塗ることがポイントです。また、ラバーを剥がす際は、勢いよく斜めに引っ張るのではなく、木目に沿ってゆっくりと慎重に剥がすよう心がけましょう。
9-3. ラケットの保管方法と注意点
木材は生き物であり、環境の変化、特に「湿気」に非常に敏感です。「湿気対策とラケットケースでの適切な保管」は、アコースティックCの重量や弾みを一定に保つために不可欠です。 湿気を吸い込んでしまうと、ラケットが重くなり、打球感がこもって弾みが悪くなってしまいます。保管する際は、必ず乾燥剤(シリカゲルなど)と一緒に密閉性の高いラケットケースに入れておくようにしましょう。また、車の中などの極端に高温多湿になる場所や、直射日光の当たる場所での長時間の放置は、木材の反りや変形の原因となるため絶対に避けてください。愛情を持って丁寧にお手入れをすることで、アコースティックCは長くあなたの最高のパートナーであり続けてくれます。
10. アコースティックCであなたの卓球を次のレベルへ
10-1. アコースティックCの総評
いかがでしたでしょうか。本記事では、ニッタクが誇る名作中国式ペン「アコースティックC」の魅力について、あらゆる角度から徹底的に解説してきました。 アコースティックCは、独自の弦楽器製法による極上の打球感と、木材5枚合板ならではの圧倒的な球持ちの良さが最大の武器です。ドライブの安定感、台上技術の繊細さ、そして裏面打法(RPB)との抜群の相性を誇り、自分の技術をダイレクトにボールに伝えることができる「素直さ」と「コントロール性能」を極めたラケットです。絶対的なスピードや一発の威力こそ特殊素材ラケットに譲るものの、それを補って余りある安定感と安心感が、試合でのミスの削減と勝利への大きな自信に繋がります。
10-2. 最後に
中国式ペンホルダーの用具選びにおいて、「どれを使っても安定しない」「しっくりくる打球感に出会えない」と悩んでいる方は、ぜひ一度この幅広い層から人気を集めるアコースティックCを手に取ってみてください。 組み合わせるラバー次第で、前陣でのテクニカルなプレーから、中陣での力強いラリー戦まで、あなたの理想とするプレースタイルを高い次元で実現してくれるはずです。22,000円(税抜20,000円)という投資に見合う、いやそれ以上の感動と卓球の楽しさを、この一本は必ずあなたにもたらしてくれます。極上の打球感でラリーを支配し、アコースティックCと共にあなたの卓球を次のレベルへと引き上げましょう!

